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2025.10.04 - 2025.11.30
2025.11.18 ~ 2025.11.30
※イベント中止や延期・開催時間が変更になっている場合があります。事前に公式サイトなどでご確認ください。
Gallery G-77 は、アメリカのアーティスト、ピーター・デラートによる個展「自然発生する抽象 2014–2025」 を開催いたします。
本展では、色鉛筆によって描かれた小品シリーズをご紹介します。これらの作品は、かつて家具製作の現場で使用されていたサンドペーパーを支持体としており、表面に残る摩耗やざらつきが画面形成の一部となって、色の広がりや筆致の方向性を自然に導いています。
本シリーズの多くは、デラートが旅先や一時的なスタジオで制作したものです。海岸線、森、山岳地帯、島々など、多様な自然環境の中で得た印象が、作品に抽象的な形となって現れています。直接的な風景描写ではありませんが、天候の変化、光の揺らぎ、潮の満ち引き、枝葉の構造、昆虫の動きなど、長い観察から生まれた視覚的記憶が反映されています。ケープコッド、ディグビーネック、セントクロイ島、さらに日本の嵐山や直島など、作家が繰り返し訪れた土地で得た経験は、シリーズ全体に流れる形やリズムをつくり出しています。
制作過程では音楽が重要な役割を果たします。デラートはしばしばジャズを聴きながら制作を行い、そのテンポや反復が線の間合いや配色のバランスに影響を与えています。音の構造が作品に独自の展開と連なりをもたらしています。
10年以上にわたって制作されたこれらの作品群は、移動の痕跡、記憶の積層、観察の継続を可視化するものです。
「自然発生する抽象 2014–2025」 は、素朴な素材、旅先での体験、そして周囲を丁寧に見つめる行為が重なり合い、作家が出会ってきた風景と時間を凝縮した表現として提示されます。
作家略歴
ピーター・デラート(Peter Dellert)
アメリカ・マサチューセッツ州ホルヨーク在住。
クラーク大学卒業。1980年代より家具製作、彫刻、コラージュなど多様な素材表現を開始。
錆びた金属、木材、植物片、古紙、日用品などを用いた作品を制作。
2018年、京都での個展「Three Truths」で日本初紹介。以降、国内外で継続的に発表。
作家は 11月20日・21日・28日・29日の14:00~18:00 にギャラリーにおります。
作品についてお話しいただける良い機会ですので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

| 会場 | Gallery G-77 |
|---|---|
| 日時 | 2025年11月18日(火)~30日(日)11:00~18:00 |
| 住所 | 京都市中京区中之町(丸太町小川通下ル)73-3 |
| 交通 | 地下鉄烏丸線 丸太町駅2番出口から西へ徒歩7分 |
| 駐車場 | あり 有料 コインP |
| お問合せ先 | 090-9419-2326 |
| ホームページ |
・展覧会URL Japanese – https://www.g77gallery.com/ja/spontaneous-abstractions English – https://www.g77gallery.com/spontaneous-abstractions |
| 補足情報 | 休廊:月曜日 |
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