2024.10.18 - 2024.12.26
【終了しました】 2024.10.05 ~ 2024.10.27
※新型コロナウイルス感染拡予防の観点等でイベントが中止や延期・開催時間が変更になっている場合があります。事前に公式サイトなどでご確認ください。
記憶、感情、文化、歴史、政治
いつもどこでも、身体からはじまる
長時間にわたる集中的な反復行為によって、身体と社会の関係における現在を生々しく浮かび上がらせるムラティ・スルヨダルモ。身体は記憶と感情の容れ物であると語るスルヨダルモの作品は、ルーツであるインドネシアで受けた教育、アーティストとしてのキャリアをスタートさせ20年を過ごしたドイツでの生活など、常に自身の経験に立脚している。ユニークかつ切実なこのパフォーマンスアーティストの実践を、今回は上演と展示の両面から紹介する。
『スウィート・ドリームス・スウィート』は、上演される地域に暮らす28名の女性によって行われるパフォーマンスだ。揃いの白い衣装をまとった彼女たちは、バケツの中の水に足を浸して、白いストッキングを徐々に青く汚していく。緩慢に動くひとりひとりの顔つきや表情は、ベール越しのために判別がつかない。個性が抑圧された女性たちの姿は、インドネシアの社会で、あるいは世界の各地で発生している、均一化への圧力を暗示する。
インドネシア語で“does not matter, It’s OK, don’t worry”という意味がつく京都芸術センターでの展示『TIDAK APA-APA』では、2つの映像作品を紹介。タイトなワンピースとハイヒールという出で立ちのスルヨダルモがお立ち台のように設えられたバターの塊の上で踊る代表作『Exergie – butter dance』は、2000年の発表以降、さまざまな場所で上演されてきた。溶けていくバターに足をとられ、ダンスは中断と再開を繰り返す。今回の展示では、時期の異なるパフォーマンスの記録映像がひとつのインスタレーションとして構成される。
ラテン語で「恐怖」を意味する『Timoribus』。1960年代から70年代にかけてのパフォーマンスアートの実践を参照しながら制作されたこのビデオインスタレーションでは、若者たちが暴力を演じるいくつかのシークエンスが重なり、反響していく。ソーシャルメディアのタイムラインを大量のコンテンツが流れ去っていく今、わたしたちは映像に向けていったいどんな欲望を投げかけているのだろうか?
©Reinhard Lutz
会場 | [パフォーマンス]京都市役所本庁舎屋上庭園/[展覧会]京都芸術センター |
---|---|
日時 | 2024年10月5日(土)~ 2024年10月6日(日) 12:15~ |
住所 | 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488 |
交通 | 最寄駅:地下鉄東西線 京都市役所前駅、京阪電車 三条駅 |
料金 | 公演『スウィート・ドリームス・スウィート』:有料。料金は以下にリンクを記載する公式ホームページ参照 展覧会『TIDAK APA-APA』:無料 |
お問合せ先 | 京都国際舞台芸術祭実行委員会 事務局 〒604-0862 京都市中京区少将井町229-2 第7 長谷ビル6F (営業時間 6~ 7 月:平日11:00–17:00、8 月:月~土11:00–19:00) TEL: 075-213-5839 Mail: info@kyoto-ex.jp |
ホームページ |
2024.10.18 - 2024.12.26
2024.10.12 - 2025.02.28
2024.11.11 - 2024.12.25
2024.11.28 - 2024.12.21
2024.11.22 - 2024.12.25
2024.12.01 - 2024.12.25
2024.10.01 - 2024.12.31
2024.11.02 - 2025.03.30