江戸時代、全国の寺院では、上方や江戸で造られた金色に輝く立派な仏像が、ご本尊として安置されました。一方、小さなお堂や祠、民家の仏壇や神棚などには、その土地の大工さんやお坊さんたちの手による、素朴でユニークな仏像・神像がまつられ、人々に大切に護られてきました。この展覧会では、青森・岩手・秋田の3県に伝わった約130点の仏像・神像をご紹介します。みちのくの厳しい風土の中、人々の暮らしにそっと寄り添ってきた、やさしく、いとしい仏たちの、魅力あふれる造形をご覧ください。
展示構成
第1章 ホトケとカミ
第2章 山と村のカミ
第3章 笑みをたたえる
第4章 いのりのかたち 宝積寺六観音像
第5章 ブイブイいわせる
第6章 やさしくしかって
第7章 大工 右衛門四良
第8章 かわいくて かなしくて