都の水源を守る「水の神」に1年の水の恵みを祈る
貴船神社は、鴨川の水源地に鎮座し、水の供給を司る社として信仰を集める神社。都の水源を守り、雨水の供給を司る「タカオカミノカミ」を祀る。雨乞祭は、古来からの雨乞の儀を今に伝えるもので、1年の適度な降雨と五穀豊穣を祈願する。かつて貴船の山奥にある「雨乞の瀧」で雨乞祈願の儀式が頻繁に行なわれていたことに由来する儀式で、明治以降は毎年3月9日に貴船神社の御神前で行なわれることとなった。祈雨の儀に献じられた馬が、のちに絵馬になったとされ、本宮での神事に続き、絵馬焼納式が行われる(見学自由)。
毎年3月9日に行われる。