平安貴族に由来する若菜粥で一年の無病息災を祈る
天長10(833)年、淳和天皇が淳和院に住まいを移した際、奈良の春日四座大神を勧請し、守護神としたことに始まる神社。若菜節句祭では、1月7日の「人日の節句」の日、神前に若菜を供えて健康を願う。お札を焼く焼納祭の後、11:00から参拝者に若菜粥(有料)がふるまわれる。若菜粥は平安貴族が新年祝宴で疲れた体調を整えるために、野山に生える若菜をお粥にして食べる習慣に由来する。また、この日に白馬を見ると健康に過ごすことができるという言い伝えにちなみ、「白馬 (あおうま) 飾り」が一般に公開され、風邪除けの勝栗守りが授与される。