TOP  > 京都の観光情報  > 京のお守りおみくじVOL.6  > 法輪寺

 
 
虚空蔵菩薩を本尊とするところから「嵯峨の虚空蔵さん」と呼ばれ、親しまれているのがこの寺。知恵・福徳・技芸上達の守り本尊として知られ、『今昔物語』『枕草子』『平家物語』などにもその名が度々登場する。数え年13才になった子供が知恵を授かるようにとお参りする十三まいりでも有名だ。その歴史は古く、和銅6年(713)、元明天皇の勅願で行基菩薩が創建した葛井寺が始まりで、天長6年に弘法大師の高弟・道昌僧都が中興。虚空蔵菩薩を安置して本尊とした。さらに貞観16年(874)には伽藍が整えられ、寺号も法輪寺と改められた。その後、応仁の乱で荒廃したが、慶長2年(1597)に後陽成天皇の勅願で再興され、堂宇も整った。だが、幕末の元治元年(1864)、渡月橋周辺での長州藩と薩摩藩の戦いにより焼失。現在の本堂は明治7年、客殿や庫裡などは大正3年の再建。

  うるしの碑
法輪寺のご本尊である虚空蔵菩薩は古くから漆器業の守護神として信仰され、毎年11月13日のうるしの日には「うるし祭」を行い感謝を捧げる。嵐山の風景が一望できる境内には1988年に建てられた「うるしの碑」があり、古くからの漆器業・漆器工芸とのつながりがうかがえる。
本殿へ続く石段。法輪寺は境内は春は桜、秋は紅葉の名所としても親しまれている。
 

阪急電鉄「嵐山」下車 徒歩5分、京福電鉄「嵐山駅」下車 徒歩5分、JR嵯峨野線 「嵯峨嵐山駅」下車 徒歩7分

京都バス・市バス「嵐山バス停」下車 徒歩5分


法輪寺の境内に祀られているちょっと珍しい神社が電電宮。同寺の中興の祖・道昌僧都が、百日間の求聞持法の満願の日に井戸で水を汲んでいると、天から星が降り注ぎ、虚空蔵菩薩が来迎したという。
そこで“電電明神”を主神として祀る「明星社」が、鎮守社のひとつとして建てられた。昭和31年には電気電波関係業界の発展を祈願する電電宮として奉祀され、今も電気業界の信仰を集めている。境内には本殿のほか電気関係の研究先駆者の霊を顕彰する電電塔も建っている。
 
 
 
桂川沿いを歩いて6~7分、白いビルの一階にあるしゃぶしゃぶの店。上質の牛・豚肉にとことんこだわっているが、値段はコース3,500円~とお値打ち。おまかせコース5,000円~がおすすめで、ほかに鹿児島の黒豚を使う豚しゃぶのコースも人気を集めている。紙鍋を使ったしゃぶしゃぶは、どのコースも野菜や豆腐、湯葉などがたっぷり。
●所在地

右京区嵯峨柳田町33-1

●電話 075-871-4702
●営業時間

11:30~14:00、17:00~23:00

●定休日 月曜日
信じられないほどやわらかく甘みのある肉を特製のゴマとポン酢の二種類のたれで味わったあと、牛肉の旨みが出たスープで作ってもらう讃岐うどんがこれまたおいしい。こちらも本場から取り寄せたうどんだ。最後に口直しのアイスクリームが出るなど味・ボリュームともに大満足だ。竹筒に入れて出される地酒も雰囲気がある。喫茶店のようなお洒落なカウンター席のほかに、奥に座敷があり、ゆっくりできる。新年会に、グループなどで利用してはいかが。昼は予約制でしゃぶしゃぶコース2,500円~。