参加する

2024.01.05

こんにちは!

NPO法人 京都子育てネットワーク、ライターの たきしの です。

小学生の息子がいる私にとって、興味津々☆な場所を取材させてもらったのでご紹介します!

 

京阪線「龍谷大前深草駅」近くにある、子どもたちの笑顔が集まる新しくて温かい場所【メリーアティックホープ】です!

こちらでは「月・木・金の夕方、小学生が集まって宿題を中心に学習し、その後自由時間を過ごしたら手作りの夕食をみんなで食べてから帰宅する」という活動を行っています。

これって…、まるで学童保育と子ども食堂を組み合わせたような新しい取り組み!そしてこの活動、なななんと無料で提供されているんです(゚д゚)!驚きですよね!!

 

【メリーアティックホープ】は一般社団法人merry attic(メリーアティック)が運営する、日本財団助成の「子ども第三の居場所」事業です。砂川・深草・稲荷学区の小学生を対象に、放課後~19時頃まで、おやつ・学習支援・食事・ワークショップなどの事業が行われています。

日本財団ホームページには、「すべての子どもたちが未来への希望を持ち、安心して過ごすことができる『子ども第三の居場所』を全国に拡げます。この居場所が地域のハブとなり、子育てコミュニティがうまれることで、『みんなが、みんなの子どもを育てる』社会を目指します(一部抜粋)」とあります。そんな理念を基に、深草地域で学習や体験活動などをサポートしてくれている場所なんですね!

 

参加しているお子さんたちは、放課後どんなふうに過ごしているのでしょう?

ではでは!レポスタートです(^o^)/

 

「龍谷大前深草駅」の東側、疎水を超えた住宅地の中にある一軒家。こちらが活動の場所です!

マップで調べると、砂川小学校から徒歩6分、深草小学校から徒歩12分、稲荷小学校から徒歩10分と出てきました。慣れるまでは、スタッフの方が学校から付き添いをしてくれます。

到着すると、保護者の方へLINEで「到着しました」の連絡。これは安心ですね!

 

室内は広々とした明るい空間。

学習支援を中心に、工作や実験といったイベントが行われます。

それぞれ好きな本を読んだりお絵描きをしたり…

風船にかわいいペイント!素敵な笑顔ですね♪

こちらはダイナミックな段ボール工作!どんな出来上がりになるのかワクワクしますね☆

 

そして6時近くなる頃…キッチンでは、手作り夕食の準備が進んでいます!

美味しそうなスープの香り♪

そしてお肉にお野菜に…いつも家庭的でほっこりする夕食が提供されています。

みんなで手を合わせて「いただきまーす!」

「今日は何の野菜が入っているでしょう?」「きのこ!」「キャベツ!」「あたり~!」

まるで大家族で食卓を囲んでいるような、温かく和やかな雰囲気が流れます。

「これおいしい!」「ぜったいおかわりする!」

早速ぴかぴかになったお皿を持って「おかわり~!」とキッチンに向かっていく子が(^^)

横からちょっと年上さんが「お皿まっすぐ持って、ゆっくり行くんやで」なんて声をかけています。

 

夕食が終わって少しすると、玄関のチャイムが鳴って保護者の方が迎えに来られました。

玄関先でスタッフが今日のお子さんの様子などを伝えた後、「またね~!バイバイ!」と元気な挨拶で帰宅していきます。

 

発行されている通信を見ると…

10月にはハロウィンイベントやUNOが盛り上がっていたんですね!

12月・1月の予定は、…え!年末年始も開所している!元旦からお正月遊びをしてたんですかー!!

親にとっては長く感じがち(?笑)な冬休みに、お正月を感じられるイベントに参加できるなんて嬉しい!

 

取材時はスタッフの方たちの温かい見守りの中で、子どもたちがリラックスしてのびのびと過ごしている姿が印象的でした!

そして手作りの食事を大勢で囲んで一緒に食べるって、最近では貴重な機会ですよね。おしゃべりも弾んで、食事がより一層美味しく感じられる!家庭的な集まりの中で子どもたちが育まれているんだなぁと感じました。

 

施設責任者の冨山さんにお話を伺いました。

「日々、子どもたちの力を感じます!子どもたちの生き生きとした様子を知ってもらいたいな、と思っています。異年齢で助け合ったり、初めてのことにチャレンジしてみたり、季節を感じるイベントを楽しんだり、みんな豊かな体験をしてくれています!」

 

そしてmerry attic(メリーアティック)が大切にしていること。

「保護者がホッとできる場でありたいです。子どもたちがここに来ている間、保護者の方は、例えば眠ったり遊びに行ったり自分の時間を過ごしてもらえたらと思います。親戚にちょこっと預けているような感覚で、迎えに行った時に子どもが『ママ楽しかったよ!こんなことがあったよ』なんて話してくれたら嬉しいですよね。そんな時間を提供することが、子育てを孤立させない、家庭の力がアップするということに繋がると考えています。保護者の方々と一緒に子育てしよう!という気持ちです。」

 

…そうなんですね…!

 

放課後から夕食にかけてというと、家庭では少しバタバタしがちな時。

日中からの仕事や用事に続いて時間にも気持ちにもあまり余裕がなく、親が自分の時間を持つって難しいかもしれません。

たまには友達とディナーでもしに行きたい!いや、一人でテレビ見ながら好きなピリ辛のご飯を食べたい!映画に行っちゃうのもいい!美容院もあり?…あら、いくらでも思いついちゃいます!笑

そんな気持ちを「ぜひどうぞ!」と受け止めてくれる場所があるなんて。

 

そして子どもたちにそっと寄り添ってサポートしてくれるスタッフの方々。

学習の支援や遊び相手をしながら、一人ひとりの気持ちを丁寧に聞いて行動を促したりサポートされたりしていて、子どもたちにとって安心できる相手・場所になっていることを感じました。

 

【メリーアティックホープ】の活動は、現在受け入れ可能な状況とのことです!

子どもの居場所であり、家庭の力になってくれる場所。興味のある方は気軽にご連絡くださいね(*^-^*)

記事の最後に連絡先を載せています!

 

そして。

merry attic(メリーアティック)のもうひとつの事業についてもお知らせさせてください!

 

京都市の委託を受け、0~12歳のお子さんを対象に運営しているショートステイ【メリーアティックボンド】。

毎週金曜日~日曜に開所し、宿泊を伴ってお子さんを預かることで保護者の一時的な休息の時間をつくり、子育て疲れの緩和を行うという事業です。

merry attic(メリーアティック)は「子どもに関わる社会課題への実践的挑戦の中で後進を育み、次世代に託します」という基本理念を掲げています。

全国的な法制度整備がまだ不十分ななか社会課題への実践的な挑戦として、子どもはぐくみ室や児童相談所と連携しながら2021年5月に【メリーアティックボンド】を開所し、家庭的な環境で学習や豊かな体験の機会を提供する子どもショートステイに取り組んでいます。

法人代表理事の上田さんは、「『子育てをみんなで』そんな社会の空気感を作っていきたい。『ちょっと休んだら?』『ちょっと休ませて』という声を当たり前にしていきたい」とおっしゃっていました。

懸命に子育てをしているお母さん、お父さんが「ちょっと休ませて」と言える選択肢を持ち、子どもも家庭とは別の空間で充実した時間を持つことができる。

そんな「子育てのゆとり」が、親子の笑顔、そして親と子がより良い未来を創っていくきっかけになる、との思いで活動されています。

 

ショートステイは各学区の子どもはぐくみ室が窓口となって家庭ごとの必要度に応じて利用が決定されますが、常に定員に達する状況で、年間約1600名の子どもが利用しているとのことです。しかし高いニーズがありながらも、こういった新しい取り組みでは事業継続のための資金調達に難しさがあるようです。

 

merry attic(メリーアティック)は、「子育てをみんなで」の思いに共感して下さる方の支援を呼び掛けています。

サポートを検討される方は、ぜひホームページ、また寄付ページをご覧下さい。

皆さまからの寄付は、主に以下の内容で有効に使用されるとのことです。

 

寄付ページ

https://congrant.com/project/merryattic/8810(単発寄付)

https://congrant.com/project/merryattic/7563(継続寄付)

 

・子どもショートステイの運営費

・食材費

・季節の行事等のイベント費

・認知向上のための広報費

・家賃等の固定費

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

代表理事 上田さんの「より良い未来に向けて、大人も子どもも挑戦する。そしてその一歩を次世代に繋いでいく」という言葉が印象的でした。

未来に向けてワクワクすることが詰まっているmerry attic(メリーアティック)のこと、ここで皆さんと共有できてとても嬉しいです!

 

Information
店舗・施設名 メリーアティックホープ(子ども第三の居場所事業)
住所 京都市伏見区深草野手町11-11
電話番号 090-9694-2869
ホームページ https://www.merryattic.net
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