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【世界遺産二条城・夏の特別事業】二の丸御殿「遠侍 勅使の間」への特別入室!障壁画を原画と見比べてみよう(京都市中京区)

2023/07/27

夏の京都を満喫中のデジスタイル京都スタッフのミズノです。

コンチキチンと7月の京都は祇園祭一色。大勢の方が参加する宵山や山鉾巡行など、まちが賑わいと熱気に包まれていますよ。久しぶりに宵山に出向きましたが、やはり京の夏を肌で感じる祇園祭は良いものです~

さて今回は、文化庁移転を記念した夏の特別事業の一環である、世界遺産・元離宮二条城(京都市中京区二条通堀川西入)の国宝・二の丸御殿の一室「遠侍 勅使の間」への特別入室をご紹介します。

「遠侍 勅使の間」は通常、廊下からしか鑑賞できませんが、7月19日(水)~8月21日(月) ※毎週火曜日を除く の期間は、特別に入室して障壁画(模写)などを間近で鑑賞することができます!

<国宝・二の丸御殿  ※7月、8月は毎週火曜日 観覧休止>

あわせて展示収蔵館では、7月13日(木)~9月10日(日)の期間中、障壁画の原画が公開されています。
特別入室の期間中に、勅使の間の障壁画(模写)と収蔵館の原画を見比べて、じっくりと鑑賞してみてくださいね!

<勅使の間の原画を展示している展示収蔵館 ※入場料別途100円>

 

では、勅使の間をもう少し詳しくご紹介していきましょう。

 

◆障壁画≪楓檜桃小禽図≫(模写) を間近で鑑賞!

「遠侍 勅使の間」とは
朝廷のために設えられた部屋で、今ある城郭のうち勅使の間が現存するのは二条城のみ。勅使とは、天皇の代理人としてその意思を伝える使いで、丁重に迎えられ、勅使の間の上段に座したと考えられています。

上段に主である将軍が座ることを想定していないので、書斎としての意味をもつ付書院が設けられていないなど、御殿内の他の対面所と違う設えになっている点を見比べながら鑑賞するのも興味深いですよ。

そしてこの部屋の一番の見どころは、勅使が背にする大床と帳台襖に描かれている障壁画≪楓檜桃小禽図≫(模写)です。

<向かって左の大床には青楓、右の違い棚の天袋には梅、山吹、桜、牡丹が描かれている>

二条城で一番大きな大床には、葉先がほんのりと赤い青楓が爽やかに描かれています。この楓は春に赤色の葉を芽吹いて夏に赤くなる種類であることから、初夏の風景を描いたものとされています。

<帳台構は黒漆塗ではなく透漆塗の木目を表した欅材が用いられている>

向かって右側の青楓は、帳台構を突き抜けるように天井付近まで描かれていて、ダイナミックな構図になっていますね。

そして、下段に描かれた檜の迫力も中々のもの!天井をも突き抜けるような高さ、金雲の遥か上まで伸びる様子が悠々と描かれています。

建具の枠に収まらないダイナミックさ、金色の地面に食い込むよう幹の力強い表現や曲線の使い方は、桃山時代後期の画風を残しているそうです。

そのほか下段の襖には桃が描かれていて、勅使の間の障壁画が春から夏を彩る植物で統一されていることが分かります。せっかく間近で鑑賞できる機会なので、どんな植物が描かれているか一つひとつ確認してみてくださいね。

 

祇園祭での賑わい、まだ興奮冷めやらぬ京のまちへ―
そして二条城「遠侍 勅使の間」へ、特別な風景を鑑賞しにぜひ訪れてみてください!

スポット情報

店舗・施設名 元離宮二条城 二の丸御殿「遠侍 勅使の間」
住所 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
電話番号 075-841-0096 京都市元離宮二条城事務所
営業時間 開城時間:8:45~16:00(閉城 17:00)
展示収蔵館:9:00~16:30(閉館16:45)
※7、8月の火曜日は二の丸御殿観覧休止日
交通 京都市営地下鉄「二条城前駅下」下車
市バス「二条城前」下車
料金 入城料・二の丸御殿観覧料 一般:1300円 中学・高校生:400円 小学生:300円 小学生未満:無料 ※7、8月の火曜日は二の丸御殿観覧休止日のため一般800円 / 特別展示室・入館料:100円 ※未就学児無料

地図

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