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「書く」ことに縁が深い京都生まれの文具で、想いを伝えてみませんか?

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和文具店【嵩山堂はし本】六角通りで見つけた、うさぎ尽くしの文具。

2022/09/01

こんにちは、ライターの小澤まみです。

 

2023年は卯年。うさぎは家内安全、子孫繁栄、跳ねる姿から飛躍を象徴しています。

『嵩山堂はし本(すうざんどうはしもと)』では「とがのをうさぎ」をはじめ、うさぎグッズがいっぱい!来年に備え、うさぎの文具を集めてみませんか?

 

 

季節ごとに会いたくなる「とがのをうさぎ」ののれん

 

和文具店『嵩山堂はし本』があるのは、六角通り。1953年に創業者の橋本五十次さんの趣味が高じて始まりました。

 

京大名誉教授の故吉沢義則さんによって、『典雅文房 嵩山堂はし本』と名付けられた屋号。「嵩山」は、中国河南省にある嵩山という気品のある山から。やわらかさをイメージして、橋本の橋をひらがなにしています。

 

 

町家を改装したお店に、季節によって変わる「とがのをうさぎ」ののれん。取材で訪れた8月は、木版画を摺っているかわいい姿で出迎えてくれました。中をのぞくと、便箋や封筒、メモ用紙、金封がずらり。店内には休憩スペースが設けられていて、心遣いが嬉しい。店の奥には坪庭があり、創業者の橋本さんに似た布袋さんが優しく笑いかけてくれています。坪庭を眺めながら文具を選べるのは、『嵩山堂はし本』ならではの楽しみです。

 

長く愛される商品の秘密

商品ごとに和紙の素材や産地を考慮したり、金封やポチ袋をほぼ手作業で製袋したり。手書き文字や、オリジナルの手描きデザインにこだわり、人の手の温かさを大切にしています。実際に肌で感じた季節感を、デザインに取り入れることも。

 

秋のおすすめはがき 左:秋合わせ、右:赤とんぼ。カードは330円(税込み)、はがきは495円(税込み)

 

便箋やポストカードなど想いを伝える商品は、一言添えてはじめて1つの形になります。書く人のことを考えた、さりげないデザインは、感謝やお祝い、お詫びなどを伝えるお手伝いをしたいという想いから。季節の趣きや和の風合いが、気持ちに寄り添ってくれています。

 

2023年はうさぎ尽くしで

「レターセット 栂尾」2,200円(税込み)

 

世界遺産・高山寺とご縁があり、『嵩山堂はし本』と高山寺だけで購入できる絵巻物「鳥獣人物戯画」の公式認定商品もあります。

「とがのをうさぎ」 左から便箋 660円(税込み)、はがき 495円(税込み)、一筆箋 550円(税込み)

 

書道の専門からスタートした『嵩山堂はし本』。「鳥獣人物戯画」のうさぎが持っていた枝を筆に持ち替えたオリジナルデザイン、「とがのをうさぎ」が販売されています。

 

「ぽち紙 とがのをうさぎ」770円(税込み)

 

「ご挨拶カード うさぎ紋」330円(税込み)

 

他にもうさぎシリーズがあり、私は四季を楽しんでいるうさぎが描かれた「うさぎ紋」に一目惚れ。あまりのかわいさに胸が高鳴りました…!

 

「国宝鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」で販売予定のグッズ

 

2022年9月3日(土)から10月16日(日)まで、福岡市美術館で「国宝鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」が開催されます。なんとこちらで、『嵩山堂はし本』の高山寺公式認定の新商品が販売されるそうです。10月中旬から『嵩山堂はし本』でも購入することができるので、要チェック。2023年のグッズは10月から発売予定です。うさぎの文具で新しい年を迎えてみませんか?

 

 

『典雅文房 嵩山堂はし本』の『典雅』とは、正しく整って上品なさまを意味します。「時代が変わっても、正しく整って上品なものを作っていく。作り手として、『典雅』の想いを持って作っていく」という店長の山﨑晃司さんの言葉が印象に残りました。この言葉こそ、『嵩山堂はし本』が支持されている理由だと思います。形式にとらわれず、想いを伝える楽しさを教えてもらい、ますます書くことが好きになりました。

 

スポット情報

店舗・施設名 嵩山堂はし本
住所 京都市中京区六角通麩屋町東入八百屋町110番地
電話番号 075-223-0347
営業時間 10:00~18:00
定休日:お盆、年末年始
交通 阪急電車「京都河原町駅」駅より徒歩10分
ホームページ https://suuzando.co.jp/

地図

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ライター紹介

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ライター:小澤まみ

読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターになりたいと日々精進中。文房具、コーヒー、お花、神社、サッカー好きの1児の母。 書いて縁を結ぶ「京都書縁」で、日々ブログを書いています。

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