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「書く」ことに縁が深い京都生まれの文具で、想いを伝えてみませんか?

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【鳩居堂】大切な方への想いを込めた便箋選び

2022/05/16

読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターを目指している、小澤まみです。屋号「京都書縁」に込めた“書くことで縁を結ぶ”を大切にして、大好きな京都について綴っていきます。

 

最近、手紙を書きましたか?メールなどで気軽に連絡を取れる時代ですが、手書き文字のぬくもりは、何物にも代えがたい。手書きだからこそ伝わるものがありますよね。文字にはその時の気持ちが表れます。だからこそ、より気持ちに寄り添った便箋を選んで、想いを伝えてみませんか?

今回ご紹介するのは、江戸時代から続く老舗、『鳩居堂』です。

 

元々は薬種商だった『鳩居堂』

『鳩居堂』はお香、書画用品、はがき、便箋、金封、和紙製品の老舗専門店。1663年に熊谷直実(なおざね)から数えて20代目の熊谷直心(じきしん)が、京都寺町の本能寺門前で創業しました。

 

屋号『鳩居堂』の由来は、中国の民謡集の一節「カササギの巣に托卵する鳩」からきているそうです。鳩は巣作りが苦手なので、カササギに育てさせます。つまり借家住まい。『鳩居堂』は店舗を持っているのに、なぜ借家住まいなのでしょう。その答えは、「店は先祖そして世間からの借り物、預かり物であるということを忘れずに、謙虚な気持ちで商いに励め」という戒めの言葉、「店はお客様のもの」という謙譲の心が込められているからです。

創業当初は薬種商だったから驚き。薬種の原料が「香」と共通することから、薫香線香の製造がスタートしたそうです。と、同時に薬種原料の輸入先の中国から、書画用文具を輸入して販売を始めました。1995年に『鳩居堂』の工房が完成したことで、筆や墨も製造することに。伝統的な手作業と生産自動化工程との融合が可能となりました。「日本の変わらぬ心、伝統文化を守り育てる」を使命に、350年以上経った今でも、愛される商品を作り続けています。

 

寺町通に新たな景色が。106年ぶりにリニューアル

2020年11月28日、106年ぶりに本店社屋が建て替えられました。倉庫だった2階をなくして、高い天井に。

 

2021年4月26日には、本店社屋の建て替え中、仮店舗として利用していた、本店通りの向かい(寺町通東側)の店舗もリニューアルオープン。喫茶スペースも設けられました。

 

本店、寺町通東側の店舗どちらもガラス張りで、明るく開放的。オレンジの優しい明りに包まれています。天井には杉の木が使われていて、森林浴みたいにリラックスして商品を選べました。

 

書くたびに豊かな気持ちになれる便箋

「和」の心や「書く」という伝統を大切にしている『鳩居堂』の便箋。シンプルで書いても毛羽立たない上質な紙は、世代を問わず、どんなシーンでも使いやすくて重宝します。字を大きく書く人、筆圧の弱い人、ボールペンで書く人など、さまざまなタイプに分かれると思いますが、『鳩居堂』では罫線の色から行の幅、行数、紙質まで、バリエーション豊富に取り揃えられています。いろいろな書き手のことが考えられているので、きっと「これ!」に出会えるはず。

 

「鳩だより」(税込385円)

私は字が大きく、筆圧が強く、裏写りをよくします。そこで、私に合う便箋を教えていただきました。

 

罫線幅が広く、ゆったりと書けました。罫線が薄いので、書いた字がはっきりと見えます。厚みがあり、心配していた裏写りをしません。インクが滲みにくいので、右利きの場合、縦書き便箋もストレスなく書けます。ざらっとした質感は書き心地が良く、「私って、こんなに字がきれいだったっけ?」と感動しました。ぜひ実感してほしい!

 

縦書き苦手…が解消される便箋

ビジネス、フォーマル、目上の人宛など、かしこまった内容の手紙を書く時には、縦書きがマナー。普段、親しい人に書くことが多く、横書きに慣れていたら、縦書きに戸惑う方も多いのでは?

 

そんな悩みを解消してくれるのが、「手紙がすぐ書ける便箋」(税込715円)です。時候や結びの挨拶、便箋の折り方、封筒の書き方などの説明が、便箋とセットになっているので、悩むことなく、手紙を書くことができます。

 

選ぶワクワクがたまらない!「レターバイキング」

寺町東側店舗では、全種類の便箋や封筒をバラで販売していて、好きなデザインを選べる「レターバイキング」を楽しめます。便箋は40種類の中から10枚(税込330円)、封筒は21種類の中から3枚(税込165円)

 

「レターバイキング」がきっかけで、便箋の購入につながることも。お香や時間割表など、昔のパッケージをデザインし直したものは人気で、新商品の便箋として発売されました。特に右端の「蔦鳩」が人気だそう。

 

普段、自分が選ばない色や柄を選ぶ”冒険“ができるのも、「レターバイキング」の醍醐味です。

同店舖では、便箋、封筒、一筆箋、はがきが入っている「レターセット」(税込1,595円)も販売しています。1セット持っていたら、いつでも手紙が書ける心強いアイテムです。

 

手紙で季節のお知らせ

もう少し遊び心がほしいなという方には、四季折々の植物が描かれている便箋がおすすめ。年に数回しか使用できないかもしれませんが、「この時期だけ」って、なんだか贅沢で特別な感じがしますよね。それに、手紙で季節をお知らせするって、なんて粋で素敵なのでしょう。「早くあの便箋が使いたい!」と次の季節が待ち遠しくもなります。

 

より色鮮やかで美しい、シルク刷りの便箋やはがきも、気持ちを伝えるのにぴったり。「書く人の文字が主役になるように」と考えられた「はがき」(税込88円~)の柄は、なんと総数200種類以上!

 

『鳩居堂』が得意とする「香」を手紙にも

季節を楽しむためのアイテムは、他にもあります。手紙などに添える小さな匂い袋、1個入りの「文香(ふみこう)」(税込330円)3個入りの「花ふみか」(税込550円)。季節ごとの草花がデザインされているので、香りとともに季節をお届けすることができます。

 

封筒を開けた時に漂ってくる、優しい和の香り。様々なコミュニケーションツールがありますが、香りも一緒に届けられるのが、手紙の魅力です。

 

用途を選ばず自由に書こう

長文を書くのが苦手な方、ちょっと一言という時など、気軽に書くアイテムも揃っています。

一筆箋、はとぶみ箋、ミニレターセットなど、用途を選ばず、相手の方を思って自由に書けばOKとのこと。

 

便箋選びは、平安時代から続く手紙文化の1つ

平安時代から続いている手紙文化。紙質や筆にこだわり、古くは内容に関連する草木を添えたり、文香を忍ばせたり。手紙を手にした相手に気持ちが伝わるように想いを込めるのは、いつの世も同じ。江戸時代から「書く」文化を支えてきた『鳩居堂』で、便箋選びをしませんか?温かい手紙が、多くの人に届きますように。

スポット情報

店舗名 鳩居堂
住所 京都市中京区寺町通姉小路上ル下本能寺前町520
電話番号 075-231-0510
営業時間 10:00~18:00
1/1~1/3定休
交通 京都市営地下鉄 烏丸線『京都市役所前』駅より徒歩3分
ホームページ https://kyukyodo.co.jp/index.html

地図

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ライター紹介

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ライター:小澤まみ

読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターになりたいと日々精進中。文房具、コーヒー、お花、神社、サッカー好きの1児の母。 書いて縁を結ぶ「京都書縁」で、日々ブログを書いています。

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