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2022.04.01

こんにちは!イタクラです。

シリーズでお届けしているこの企画。今回も、子育て家庭にやさしい街・深草で、みんなの子育てを温かく応援されている方の思いをお伝えしていきます!

 

お話をお聞きしたのは、商店街「稲荷繁栄会」で陶磁器・荒物やさんを営む、橋本弘子さん。

子どもたちや地域のみなさんに、趣味の折り紙ヒコーキの魅力を伝える活動をされています。

橋本商店は、弘子さんで3代目。約90年の歴史があるお店です。弘子さんはこのお店の娘さんとして生まれて、お店を守りながら4人のお子さんを育てられました。

 

そんな弘子さんに、

折り紙ヒコーキの魅力ってどんなところ?

折り紙ヒコーキを通して、子どもたちに伝えたいことは?

子育てするうえでの、この地域の魅力とは?

 

地域の、そして子育ての大先輩に、根ほり葉ほりお聞きしてみました!

 

 

弘子さんが折り紙ヒコーキと出会ったのは、約10年ほど前のこと。

テレビで紹介されているのを目にして、「1枚の紙が、折るだけでこんなに飛ぶんだ」と惹きつけられます。タイミングよく新聞に載っていた講習を受け、日本折紙協会にも参加。

 

メンバーに城陽市の方がおられたことから、「城陽五里五里の丘」のグラウンドで毎月開催されていた「大空へ紙ヒコーキを飛ばそう!」というイベントで約3年間、講師を務められます。

 

ご自身も「京都折り紙ヒコーキ・飛ばす会」を発足。

橋本さんが作っておられるのは、紙を切ったり継いだりしたものではなく、折り紙1枚から作る紙ヒコーキ。橋本さんのお店には、折り紙の作品も飾られています。大作もあれば、小さな作品もいろいろ。

「お店の前を通る小さいお子さんがぐずってしまってお母さんが困ったはると、折り紙でつくったコマなんかを渡してあげるんよ。そしたら、パッと泣き止んでくれるなんてことありますねぇ」。

わぁ、それはお母さんもすごく助かりますし、会話も生まれてほっとしますね。

「小学生の子どもたちや外国人観光客の方に作品を上げたり、折り方を教えたりすることもありますね。例えば、尾を引っ張ると羽ばたく鳥みたいに動きのあるものなど、興味を持ってもらえそうなものを色々考えます」と話されます。

 

「前にお渡ししたものを持って、『折り方を教えて』とわざわざ来てくれはることもあります。接客中でなければ、もうこの店先でね、いつでもお教えしますよ」とニッコリ。

そんな活動がテレビで取り上げられたことがきっかけで、稲荷小学校をはじめいくつかの小学校のイベントなどでも、折り紙ヒコーキの指導をされています(現在はコロナ禍のため中止)。

「まずパフォーマンスとして、ゴムを使って真上に飛ばすんです。高く高く飛んで旋回しながらゆっくり降りてくるのを見ると、みんな『わぁぁっ!』と目を輝かせて、『やりたい!やりたい!』って盛り上がりますね」。わぁ、聞くだけで楽しそう~♪

 

橋本さんは折り紙ヒコーキの魅力について、

「まず、誰にでも気軽に作れること。それでいて、丁寧に折っていくこと、折り方や紙の選び方など工夫を重ねることで飛び方が変わってくるところ。その過程に学びやよろこびがあると思いますし、手からスッと飛んでいく瞬間は最高ですよ。みんなが笑顔になってくれることが、私も何よりうれしいですね」と語ってくださいました。

 

そうかー。折り紙ヒコーキって、子どもたちの学びにつながるんですねぇ。

私も小学校のPTA役員をしていた時、紙飛行機大会をしたことがあって、楽しかったのですが、子どもたちの自己流だったので、橋本さんに来てもらえたらもっと充実した経験をさせられたなぁとしみじみ思いました。

 

 

さてさて、最後に子育ての先輩から見たこの地域の魅力と、メッセージを聞いてみました。

 

「この辺りは稲荷地域になるんやけど、範囲もこじんまりしていて、地元の人が多くて目が届く良さがありますね。結婚して引っ越されても、また戻って来られる人が多いですよ。最近は他の地域から転入される方も少しずつ増えていて、人気が高まっている印象があります」。

 

確かに“地元感”みたいな落ち着いた雰囲気って、安心感につながりますよね。

 

一方深草の方はどんな感じなのでしょうか?

「ずいぶん前の経験ですけど、子どもが中学校になって稲荷・深草学区が合わさった時に、深草はエリアが広くて人数も多く、PTAの活動もすごく活発で熱心だったことを覚えています。今も比較的若い世帯が多いんちゃうかな?」とそれぞれの特長を教えてくださいました。

 

「今のお母さんたちには、子育てを頑張り過ぎず、今を楽しんでねと伝えたいですね。そして、家の中から出てきてほしいです(笑)。買い物の時のちょっとした立ち話が、今日を楽しく過ごすきっかけになることもあると思うしね」。

 

ほんとにそうですね。橋本商店には、かなり気になる多種多様な商品が並んでいますし、折り紙もあるし、何より弘子さんもいて、“色々なきっかけ”が詰まっているなぁと感じました!

 

Information
店舗・施設名 橋本商店
住所 京都市伏見区深草稲荷中之町33番地
電話番号 075-641-5680
営業時間 10:00~18:00
交通 京阪本線伏見稲荷駅・JR稲荷駅下車、徒歩約5分
ホームページ https://inari-kyoto.com/hashimoto

Writerデジスタイル京都スタッフ

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Writerデジスタイル京都スタッフ

タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
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