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二条通「まつは」の二十四節気おつまみレシピ

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第24回・最終回〈春分のおつまみ〉 「筍(たけのこ)とセリのべた焼き」でビールを

2022/03/25

京都・二条富小路にある京町家カフェ「まつは」を営む西村めぐみさん、由香さん姉妹。「食材の組み合わせが斬新! そしておいしい!!」と評判の料理を提供する二人が、二十四節気に合わせて考えてくれたおつまみを紹介します。なお、メイン食材は野菜。京都の京北町の農家さんから毎回、この季節の〝推し野菜〟のお題をもらう趣向です。

第24回は「春分(しゅんぶん)」(今年は3月21日から4月4日まで)にぴったりな一品をどうぞ。

 

生ハムの塩っけでシンプルに味わう!タケノコの甘みが引き立つ一品です

「10年くらい前、京都の長岡京でタケノコ掘りのイベントに参加し、おいしさに感動! 以前も好きでしたが、そこからタケノコが大好きになって、毎年この時期にはできるだけたくさん食べたいと思うようになりました」と、めぐみさん。

タケノコのシーズン、大量に手に入るとそのまま焼いて味わったり、水煮にしたり大忙しだとか。たけのこご飯や天ぷら、また中華風の炒めものなどは、「ここぞとばかりに(笑)、タケノコメインで作ります」とニッコリ。まず、やりたかったお料理を作ったあと、半端に残ったタケノコなどでも気軽に作れ、おつまみにも、軽食にもなるのが、今回のべた焼きです。

独特の食感がおいしいタケノコと、少し苦みのあるセリの根っこを組み合わせ、生地にはあえて調味料で味付けをせず、で。生ハムの塩っけで味わう、いさぎよさも魅力です。「お好みで、おしょうゆをたらしたり、粉チーズをふったり、お味噌を薄く塗ったり、もちろんソース風味でも。いろいろ楽しめます」とのこと。

今回、合わせたのは京都市内でクラフトビールを製造する「京都醸造」の「白日夢中 (WHITE REVERIE)」。ベルギーの伝統的な小麦ビール「Wit」にほのかな和の要素を取り入れて仕上げたビールで、クスノキ科の植物〝黒文字(くろもじ)〟を使用しているのが特徴です。

「小麦のビールって、まったりとしているものが多いのですが、こちらはいい意味で予想を裏切られます。春らしいさわやかな香りとキレのあるビールが、べた焼きに合います」(めぐみさん)

 

「筍とセリのべた焼き」の作り方

〈材料(2人分)〉

タケノコ(水煮)150g セリの根っこ(よく洗って土を落とし、3㎝上くらいのところをカットしたもの)4本分 A(お好み焼き粉大さじ3 卵1個 水大さじ3) 米油、生ハム、セリ各適量

 

〈作り方〉

(1)タケノコは繊維に沿って千切りにし、5㎝くらいの長さにカットする。セリの根っこは半分に手で裂く

(2)ボウルにAと(1)を入れて、生地がなめらかになるまでよく混ぜる

(3)フライパンを中火で熱し、米油をひき、(2)をじっくりと焼く。片面がこんがりと焼けたら、ひっくり返し、もう片面も焼く

(4)中まで火が通ったら皿に盛り、生ハムとセリを飾る

※米油の代わりにオリーブオイルで焼いてもおいしい

※セリがない場合は、タケノコだけで作り、仕上げに木の芽を散らしても

 

「セリは根っこを食べないともったいない。すき焼きをするときなど、絶対に入れます」とめぐみさん。土を洗い流しても黒っぽいのは、セリの根っこが変色しやすいため。傷んだり腐ったりしていなければ、問題なく食べることができるそう

 

食べたいときにすぐできて、満足度が高いべた焼き。ミンチや野菜が少しある、というときにも同様に作るのもおすすめ

 

セリの根っこの少しシャキシャキした食感も良いアクセントに

 

少しずつ新芽も出てきた、まつはの中庭にて、めぐみさんを撮影。由香さんが2月に出産、現在育休中のため、年明けからはお一人でがんばっていただきました~

 

「んー、おいしい」としみじみ。写真を撮られるのはあまり得意でないというめぐみさんも、お酒と一緒だと表情が優しくなるのです

 

おしゃれな「白日夢中」の缶

 

「まつは」は現在、不定期営業。ケータリングやお弁当などの注文は要相談。営業スケジュールはホームページやSNS(facebook、Instagram)などで確認を

 

☆ ☆ ☆

この季節の〝推し野菜〟メモ

筍(たけのこ)

筍といえば、春が旬というイメージ。けれども実はいろんな品種があり、孟宗竹(もうそうちく)の旬は3月、淡竹(はちく)が4月、真竹(まだけ)が5月、根曲竹(ねまがりたけ)が6月と、その時期が少しずつずれています。

現在では一番ポピュラーな孟宗竹は、ほんの300年ほど前に中国から入ってきた、比較的新しい品種です。淡竹や真竹は、古事記に登場するほど昔から親しまれている日本古来の品種ですので、筍の季語は初夏になっています。

解説・吉田修也さん(okulu株式会社/京農園よしだ )

 

―おつまみレシピの連載は今回が最終回。4月以降、新しい形でのレシピ記事を企画中です

スポット情報

店舗名 まつは
住所 京都市中京区二条通富小路東入ル晴明町671
電話番号 075-231-7712
営業時間 10:00~17:00(LOは16:30) 
※17:00以降の利用については要相談。
電話やメールでお問い合わせください。

日曜・月曜休。都合により臨時休業、長期休暇あり
交通 地下鉄「京都市役所前」駅から徒歩約6分
お問合せ先 matuhairoiro@gmail.com
ホームページ https://www.matsuha225.com/

地図

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ライター紹介

二条通「まつは」の二十四節気おつまみレシピ一覧

ライター:市野亜由美

京都のおいしいお店を訪ねるのが好き。おすすめの手土産、ランチの行き先など、友人から尋ねられることもしばしば。仕事で、レシピの記事を担当できるのは幸せ。 食の世界の奥深さや、楽しいことへの興味が高じて、小さなイベントを自ら企画したりも。

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