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SDGsやってます! 京の企業さん取り組みレポート

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多角的な取り組みから考える、未来のあるべき姿とは ~株式会社ヤマモトホールディングス~

2020/03/17

お久しぶりです。猫のアオイです

この冬アオイは“ニャンフルエンザ”にかかってしまい、しばらくダウンしました。
そんなこんなで大変お待たせしましたが、いよいよ第2回目の取材が実現しました!

京都でSDGsに取り組む企業さんを紹介するデジスタイル京都の「SDGsやってます! 京の企業さん取り組みレポート」、今回は京都の美観を守ってくれる、清掃業の株式会社ヤマモトホールディングスさんを訪問しました。

ヤマモトホールディングスさんの本社は、大平印刷と同じ伏見区にあります。産業廃棄物の中間処理施設も併設のこちら、なんだか大きな音がしていますよ。早速、ヤマモトホールディングスさんの「SDGs」について、聞きに行くニャ~!


■出迎えてくれたのは、執行管理室長で資源循環部 統括部長、銭本護さん。
今日はどうぞよろしくお願いします(またまた緊張してきたにゃ…)

 

障がい者や高齢者の雇用に真剣に取り組んでいます!

 

銭本さん:SDGsという概念が広まったのがここ数年。比較的新しいですよね。

アオイ:そうですね。多くの人が知るようになったのは、2017年くらいからかでしょうか。ヤマモトホールディングスさんは、ゴミや産業廃棄物を取り扱う企業さんなので、環境面からSDGsは取り組みやすかったりするんですか?

銭本さん:もちろんこれまで色々な面から環境配慮に取り組んできましたよ。でも創業のころから取り組んでいて、いまもSDGsに結び付くことの代表としては、障がい者や高齢者などの雇用に力を入れていることじゃないでしょうか。


障がい者や高齢者の方に自立した生活をしてもらうためにやっていることを話してくれる銭本さん。

 

アオイ:障がい者や高齢者の方の雇用ですか。それはどうしてなんですか?

銭本さん:実は創業者でいまの社長のお父さんにあたる人は、太平洋戦争後、シベリア抑留から復員された方なんです。当時、自分がとてもつらい思いをしたということもあり、社会的に弱い立場の方を擁護したいという気持ちを強く持っていました。それが始まりで、今でも当社の社員は他社と比べて、障がいを持つ人や高齢者の社員の割合が高いと思います。

アオイ:いまは何人くらいの障がい者や高齢者の方が働いているんですか?

銭本さん:社員は現在、パートも含めて160名ほどですが、そのうち13名が障がい者、高齢者(※注:一般的に60歳以上の方)はそれ以外に20名ほどいます。

アオイ:社員さんのうち20パーセントくらいが障がい者や高齢者の方なんて、多いニャ~! みんなヤマモトホールディングスさんで働くことで、自立した生活ができているんですか?

銭本さん:そうだと思います。当社ではこうした方々を雇用するにあたって、最低保障賃金を割り込んだ雇用(※1)はしないことをポリシーにしています。もちろん、障がい者の方や高齢者の方は、健常者の方と比べると仕事の能率は互角といかないことが多いです。でも、色々な工夫をすればその方たちの能力を上げていくことはできます。それに頑張っている姿というのは、会社にとってとても大事なんです。

アオイ:働く人の多様性を、受け入れてらっしゃるんですね。

銭本さん:そうですね。でも最低保障賃金を下げないからこそ、厳しい判断をすることもありますよ。当社の基準にどうしても満たない場合は、その方の採用を見送りますから。そうしてでも、最低保障賃金を下げて雇用することはしないんです。

アオイ:色んなことを考えて、障害を持つ方や高齢の方を雇用しているんですね。SDGsには人に関する目標もたくさんあるけれど、そこまで踏み込んでるのって、すごいと思うニャ。

 

(※1)…障害のある方などを雇用するとき、企業が「最低保障賃金の適用除外」を申請できる制度があります(どんな場合でも申請できるものではありません)。

 

>そのほかにどんな取り組みをされているのか、どんどん聞いていきます。

 

スポット情報

店舗・施設名 株式会社ヤマモトホールディングス
住所 京都市伏見区横大路千両松町196-1
ホームページ https://www.yamamoto-hd.jp/corporate_profile/index.html

地図

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ライター紹介

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ライター:猫のアオイ

大平印刷のそばを流れる高瀬川の土手でひなたぼっこしていたところ、デジスタイル京都のスタッフと出会う。人間のことばがわかることと、猫であることを買われ(?)、デジスタイル京都のライターとして抜擢される。好きなものは(普通すぎですが)マタタビ。

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