だいぶクジャク推しでお送りしてきましたが、こちらは平安時代の書物にも記された由緒正しい神社。御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。大国主大神は大黒様とも呼ばれ、縁結びで知られる出雲大社の御祭神でもあり、縁結び、厄除け、開運、産業開発、活病、長寿など多くのご利益があります。
三つ葉葵の社紋
「くじゃくみくじ」にも入っていますが、こちらの神社の社紋は三つ葉葵。
徳川家康の家紋である『丸に三つ葉』と同じ。水戸黄門の印籠に入っていたアレですね。いろいろいわれのありそうな社紋ですが、応仁・文明の乱など度重なる災いで文書類が消失してしまったため、くわしい由緒は謎のまま。
応仁の乱、京都人が“先の戦”と呼ぶアレですね。
全国の田中さんの聖地
さらにこちらは田中姓の祖とも言われ、『田中さんの聖地』のひとつでもあります。
もともと田中族という豪族がこの地を支配していたことから、田中という地名がついたのです。(諸説あります)
そして今では自分たちのルーツを探して、全国の田中さんが参拝に訪れるようになったのだそうです。ちなみに最寄りの叡山電車の駅名も「元田中」で、田中がつくんですよ。
田中神社では現在寄付も受付中。全国の田中さん、田中神社に名前を残すチャンスですよ!ちなみに寄付は一口5,000円からです。
住宅街にひっそりとある田中神社。木々に囲まれ、きれいに整えられた玉砂利が清浄を保っています。心静かに祈願するのにぴったり。地元の方も参拝に訪れる、とても静かな神域で暮らすクジャクたちにぜひ会いにいってみてくださいね。