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京都ご利益めぐり~最高の「縁起もの」を求めて

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御利益その4 【恋みくじ】恋愛・縁結び(六角堂)

2019/07/20

 

聖徳太子が建立したお寺

 

六角堂の正式名称は紫雲山頂法寺。本堂が六角のお堂なので、六角堂と呼ばれています。こちらはあの聖徳太子が建立したお寺。さらに仏に花を供える仏前供花から、いけばなが生まれた地。華道家元の池坊発祥の地、いけばな発祥の地とも言われているんです。

 

ご本尊は如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)願い事を叶えてくれる宝珠と、煩悩や迷いなどを打ち砕く輪宝を持っておられます。あらゆる人間を苦悩から救ってくださる、ありがたい観音様です。

 

本堂の北側には聖徳太子が沐浴したと伝えられる池の跡もあり、優雅に泳ぐ白鳥の姿を見ることもできます。

この白鳥、まわりに小さな囲いしかない池にいます。筆者はずっと「なぜ逃げてしまわないのか、まさか聖徳太子パワー的な……?」と思っていたのですが、飛ぶのに必要な助走距離がないため、飛べないのだそうです。現実的……!

 

なぜ縁結びのお寺に?

 

執事の田中良宜氏

 

なぜ六角堂が、縁結びのお寺となったのか、執事の田中良宜氏にお話を伺いました。

「縁結びの柳の木の発祥は、嵯峨天皇のエピソードによります」と田中氏。嵯峨天皇のエピソードとは平安時代、妃を探しておられた嵯峨天皇の夢枕に如意輪観音が現れ、六角堂の柳の下を見るようにと告げられました。嵯峨天皇が六角堂へ人を遣わすと、柳の木の下にとてもよい香りのする美女が立っており、その女性を妃に迎えたというお話。由緒正しい縁結びのお寺です。

 

縁結びの柳の木

 

こちらは恋の縁結びだけでなく、仕事の縁も結んでくれます。田中氏によると「もともとこの場所は下京の中心で、寄り合いなどが行われる重要な場所でした。昔は仕事の契約を結ぶ時、神仏に誓ったのです」とのこと。このような事から、商売に関する祈願に来られる方も多いのです。実はここ、うちのオフィシャル寺!(勝手に…)筆者もフリーランスになったとき、お参りに来ました。今でも近くを通るとご挨拶していくのですが、7年経った今でも、なんとか仕事を続けられています。観音様に感謝〜!

 

欲張らずに、ひとつだけ

 

左側、束ねすぎですよ〜!

 

色々ご利益があると、つい欲張ってしまいそうですね。ご縁を求めて2本の枝を束ねて結ぶ、縁結びの柳の木。5、6本束ねて結ぶ方がいらっしゃるのだとか。「あまり欲張らない方が、よい結果が得られるようです」と田中氏。欲張りすぎない方が、神様も願いを叶えてくれやすいかもしれませんね。

 

「境内には、1つだけ願いを叶えてくれる、一言願い地蔵もありますよ」と田中氏。首をかしげた可愛らしい姿のお地蔵さん。「お地蔵さんが首をかしげているのは、この願いを叶えてあげようかな、どうしようかなと考えているからなのです」と教えてくださいました。叶えたいお願いがある方は、一言願い地蔵さんにお願いしてみてくださいね。

お願いの仕方は、納経所で「一言願い祈願札(500円)」を求め、お札にある真言をなぞります。心を込めて、お願い事を一つだけ書いて、一言願い地蔵の近くの縄に結べばOKです。

 

色々な良縁が期待できそうな六角堂。「まずは、いい相手がいない」というあなた、アドバイスが具体的な恋みくじは、相性の良さそうな相手を探すのにピッタリですよ!

 

スポット情報

店舗・施設名 紫雲山 頂法寺 六角堂
住所 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
電話番号 075-221-2686
営業時間 6:00–17:00(納経時間 8:00〜17:00)
交通 地下鉄「烏丸御池」駅5番出口より徒歩3分
阪急「烏丸」駅21番出口より徒歩5分
駐車場 なし
ホームページ https://www.ikenobo.jp/rokkakudo/index.html

地図

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ライター紹介

京都ご利益めぐり~最高の「縁起もの」を求めて一覧

ライター:二木繁美

学生&独身時代を京都で過ごしたイラスト&ライター。 イラストレーターとして活動しつつ、おでかけ記事を中心に執筆。好きなものはパンダと新幹線。一眼レフで写真も撮ります。

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