グルメ・お土産

2018.10.17

まだまだうまくなるはず。スープはいまなお進化中!

 


話は開店前、今年の7月頃に遡ります。

鴨専門店を開くことが決まると、久保田社長と料理長のメニュー開発の日々が始まりました。何もしなくても倒れそうなほど暑かった今年の7月から、大鍋を前に鴨のスープ作りに取り組みます。ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返し、くらくらするほど鍋の前に立った後に辿りついたスープ(暫定)には…

 

「日本酒が4升入っています!」

 

ええっ! 社長、それはいくらなんでも…!

 

「自分が“うまい!”と思うものを作りたくて」

 

その気持ちはわかる。しかしさすがに4升は多いでしょう、4升はっ。

 

「はい、でも食べてみてください」

 

と、出された「鴨鍋(しょうゆ)」がこちら!

鴨、めっちゃネギしょってますやん!!

■きれいに刻まれたてんころもりの白髪ネギは、インパクト大!

 

「野菜も色々試したんですけど、結局“ネギ”と“鴨”のシンプルなのがベストだな、と」

鴨は新鮮なものを一度凍らせてお店でスライス。こうしないと身と脂が分離してしまうのだそう。でも肉自体は生でもいただけるほど新鮮なものです。

それに鴨肉100パーセントのつみれは、先ほどいただいたつくねとは異なる味付けがされています! 久保田社長の手も借りて、さっそくスープを温めて…。

■スープは鴨のズイを煮立たせず、時間をかけて炊いています。

 

そして具を投入!

■具は、白髪ネギ以外は豆腐にあげといたってシンプル。でもこれがいい。

 

スープが煮立ったらネギをくるりと巻いて、イタダキマス!!

■鴨はさっと色が変わるくらいでOK!

 

う・ま・い!
久保田さん、いいよ、これ。シャキシャキしたネギがこんなに鴨と合うなんて。

 

鴨葱って、昔の人はウソは言わないね! スープに酒4升だっけ? いいよいいよ、うまいよ! スープ作りに酒4升、に怯んだものの、スープの旨さにあっさり兜を脱ぎました。うまければ、それでいいんです。

鴨のうま味が口いっぱいに満ちたところで、松竹梅「豪快」の熱燗をきゅっと一杯。
鴨鍋に熱燗。この組み合わせは、これから寒くなると、ますます旨くなりそうです。

■山椒や七味も、ぜひお試しを。鴨鍋によく合います!

 

「冬の間は、期間限定で酒粕の鴨鍋も用意しています。酒粕が、鴨を柔らかくしてくれて、旨いですよ」

 

〆の蕎麦も、鴨のうま味がしっかり絡み、あっという間に平らげてしまいました。

 

オープンから約10日。
味も、メニューもまだまだ進化中。
ランチもやっていて、卵丼や鴨ミンチの煮込みハンバーグがいただけるほか、鴨南蛮カレーなどもラインナップ。

「カレーは、カレー粉のブレンドからやってますので!」

 

久保田社長、どうやら根っから食べることが好きみたいです。

 

「自分の好きな味がこの店のコンセプトなんで」

 

もちろんそれだけでなく、英語のメニューを用意していたり、スタッフ全員、英語が話せたりと、新たな京のおもてなしにも対応しています。
飲食業をじつげんするという夢を叶えた「京・鴨料理 はじめ」は、“はじめ”の第一歩を踏み出したばかり。

でも応援したくなるこだわりが、わずか9坪のスペースに、弾けそうなほど詰まっています!

Information
店舗・施設名 京・鴨料理 はじめ
住所 京都市中京区堺町三条下ル道佑超町135-1 食彩ろぉじ(内)
電話番号 075-708-7600
営業時間 11:00~14:00
17:00~22:00(L.O.)
不定休
交通 京都市営地下鉄「烏丸御池」より徒歩5分
駐車場 なし
ホームページ https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26031179/
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