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KYOTOサンドイッチ修行探訪

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ひと手間、ひと手間。丁寧な仕事の街のパン屋さん 「ポエット」

2017/10/27

「めっちゃ美味しいですから、ぜひ食べてみて!」。

今回ご紹介する「ポエット」は、デジスタイル京都の担当・ミヤマグチさんから熱烈アピールをいただき、
「そんな推しパンなら行くしかない」と取材に至ったお店なのです。

 

ところが…
「実は、うちは街の小さなパン屋なので取材受けていないんです…」

「そこをなんとか!!推薦者の熱い思いをくんでいただけませんか?」と

交渉の末、なんと取材メディア初登場です!
閑静な住宅地の中にある「ポエット」。
緑のテントが目印です。

店を切り盛りするのは生田稔さんと奥様。
老舗洋菓子店やフランス料理店のベーカー部門で修行の後、元田中で開業して23 年。
地域のパン屋さんとして、子どもからお年寄りまで多くの人に愛されています。


毎日朝7時から営業するポエット。出勤前のサラリーマンや学生たちに人気なのが常時15~ 16 種類がショーケースに並ぶサンドイッチ。

定番のミックスからバターロールのコロッケサンド、カツサンドなどなど、どれも具が大きく、ボリューミーなのが特徴です。

パンはもちろんすべて自家製。食パンは4種、ロールパンと多彩な生地を使い分けて、サンドイッチを作っています。

まずは、ミックスサンド(324 円)から。

あっさり味のノーマル食パンに、からしマヨネーズを塗り、たまご、ハム、野菜をサンド。
たまごサラダは自家製マヨネーズで和え、さっぱりとした味付けに。
薄くスライスされたきゅうりはシャキシャキ!

ふわっと柔らかな歯ざわりの中で、小気味よいアクセントになっています。

「こんな王道サンドイッチを今まで見逃していたなんて…」

元田中エリアの人たちにジェラシーすら感じます。
次は、男性や若い人たちに人気のカツサンド(324 円)。
おお、この分厚いカツ!

衣が薄く、肉の分量が多いため満足感は見た目以上です。
また、カツサンドに使用している食パンはハードトースト。
食べ応えのある、しっかりとした生地とカツのマッチングは抜群です。

自家製ソースをたっぷりと塗り、風味を引き立てています。
さあ、サンドイッチの紹介はまだまだ続きますよ。
最近主流のだし巻きサンド(124 円)。

ポエットでは、心憎い味の演出が施されています。
だし巻きをサンドするのは、こんにゃく粉を使って焼き上げた食パン。
もっちり、ふんわり食感が特徴です。

そこに、柚子胡椒入りのマヨネーズを塗り、具材を挟みます。
出汁の旨味、柚子胡椒の香り、具材がどれも喧嘩せずに、
ちょうどいい塩梅に整えられているのです。

これは名作の予感。
皆に知られては売り切れてしまう(ボソボソ…)

失礼いたしました。
このほかにも、たまごサラダも一緒に挟んだコロッケサンド(216 円)
(これももちろん特製のソースを使用)

浅漬けのきゅうりを薄焼きたまご、海苔で巻いた「キューリ巻き」(173 円)など
サンドイッチの奥深さと幅の広さを感じさせてくれるメニューがリーズナブルにたくさん揃います。
種類が多くても、それぞれ、サンドする食材に応じて、パンの種類と
マヨネーズ、ソースを変えて、ひとつずつ手作りするポエットのサンドイッチ。

「食感と風味を変えるから、食べ飽きないと思います」と、生田さん。

日々の暮らしに溶け込む、街のパン屋さんだからこそ、
いつでも食べたくなる、どれだけ食べても飽きない味づくりを
大切にしているのですね。
生田さんのパンへの愛情に敬意を表したいと思います!
サンドイッチ修行探訪9軒目からの学び

「1種類ずつ、食感や調味を変えて
食べ飽きない工夫を行うこと」

今回、店主・生田さんの写真は残念ながらNG でしたが、とっても優しい職人気質なお父さんです。(素敵な紳士なので乞うご期待)
パンのことも質問すると、快く答えてくださいますよ!
ショーケースの一角には、生田さん得意の洋菓子も並びます。

元田中〜一乗寺エリアのお散歩がてら、ぜひ訪ねてみてください!

スポット情報

店舗・施設名 手づくりパンの店 ポエット
住所 京都市左京区田中大久保町41-3
電話番号 075-711-3834
営業時間 午前7時〜午後6時30 分
火曜休
交通 叡電 元田中駅・茶山駅から徒歩約7分

地図

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ライター紹介

KYOTOサンドイッチ修行探訪一覧

ライター:岡田ゆき&イチノアユミ

岡田:サンドイッチ大好き、食べるの大好き。NO グルテン NO LIFEなフリーライターです。 イチノ:初めての長期バイトは、大学時代、京都のベーカリーにて。パンに夢中だった当時、数年間は米を食べなかったほど。ずいぶん大人になり、〝パン熱〟がいくぶん醒めたとはいえ、今もやっぱり食いしん坊です

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