- 2018/11/10
- 【京都大原 三千院】紅葉の見頃スタート!色づいた紅葉と苔の共演!
こんにちは。おさんぽカメラマンの久藤(ひさふじ)です。
前回は100円マクロレンズで「ふしぎの国のアリス」の世界に迷い込んでしまいました。まさか100円のレンズであれほどの接写ができるとは想像していなかったので、もっとお花が撮りたくなってきました。
そこで今回は、今シーズン開園したばかり亀岡「夢コスモス園」を訪れることに。秋の訪れを感じさせるコスモスのお花畑の世界は、マクロレンズを試すのにピッタリです。
夢コスモス園では、コスモス畑が楽しめるだけでなく、地元の食材をふんだんに使った丹波・亀岡の秋の味覚を楽しめる「丹波味わい市」や、創作かかしコンテストなど、さまざまなイベントが催されていました。ゆっくりと丸一日かけて満喫するのもおすすめですね。
着いたのが正午でしたので、私たちはさっそく腹ごしらえ。お腹が空いていては良い写真は撮れません!松茸おにぎりや地鶏のからあげ、丹波牛の焼肉丼をいただきました。
空腹を満たし、気分もハッピーになったところで早速コスモス園エリアに。フードエリアの奥の方に入園ゲートがあります。最初に迎えてくれたのは、朝顔のトンネルに足元には千日紅が植えられたグリーンカーペット!まるでハリウッドスターになったかのような気分にさせてくれます。
そして次に現れるのが、メインのコスモス畑!約4haの広さに、ピーク時は20種、800万本のコスモスが咲くそうです。開園スタート直後に伺ったので、この時点で3分咲きというところでしょうか。それでも想像以上にたくさんのコスモスが見られて、テンションが上がります!
さて、ここからが今回のタイトルにもある本題です。
今見た上(↑)の写真と、この下(↓)にある写真の、どちらがお好きですか?
もちろん見る人の感性は千差万別なので必ずしもとは言えませんが、多くの人は、下の写真と答えるのではないでしょうか?
ちなみにどちらも同じ時間帯に撮影したもので、立っている位置も全く同じです。おなじコスモス畑を撮るにしても、背景が曇り空か、晴れ間によって印象がガラリと変わります。
これが今回のタイトルで言いたかったこと。
「コスモス」という主役だけでなく「青空」という名脇役をキャスティングする(掛け合わせる)ことで、「秋空のコスモス」という作品ができあがりました。
撮影するときには、つい主役に夢中になってしまいがちですが、ぜひ一歩引いてみて脇役にも気を配ってみてください。グッと主役が映える一枚になること、間違いなしです!
ちなみに、「写真は引き算」という有名なフレーズがあります。一枚の写真で一番表現したいことを一つに絞って主役を決め、さらに脇役も考えたら、あとは余計な要素を排除する(写真のフレームに入れない)ことで、見る人に訴えかける写真・分かりやすい写真になるというものです。
さきほどの写真で言うと右上の雲と左下のあぜ道が若干目につくので、トリミング(引き算)してみました。
正方形になっちゃいましたが、Instagramにアップするなら、このようなフレーミングだとスッキリしそうですね。
写真を撮る時にはぜひ、心の中で「掛け算と引き算」を唱えながら、試行錯誤してみてください!
本題を終えたところで、お待ちかね(ではないかも)の100円スマホ用マクロレンズの登場です。
今回もふしぎの国のアリスの気分で、お花の世界に飛び込んでみました。
上から撮ると、星型のかわいい葯が。
横からだと、ニョキニョキっと生えた様子が見えました。
植物図鑑に載っているような世界。手軽に100円でスマホでもこのような写真が撮れるようになったのは、本当にありがたいことですね。
今回は、もう一つ必殺技を見つけました。自撮り棒を使ってコスモスに接近!あぜ道からコスモスまで若干の距離がある場所でも、植物を傷めずに近づくことができました。
※まわりに迷惑がかからないか確認は必須ですね
ただ、画面を確認をしながらシャッターを切れるわけではないので、いちかばちかの連写撮影です。一眼レフカメラで言うなら、ノーファインダー撮影ですね。
最近のスマホカメラならシャッターボタンを押しっぱなしで連続シャッターを切れると思うので、あとからベストショットを選びましょう。
花に寄ってピンとを合わせつつ背景をぼかした雰囲気のある写真が取れましたが、コスモスの茎の茶色い部分が、すこし重たい印象です。
思い切って、花畑の上辺だけにフォーカス(引き算)して撮ってみました。ピンクのコスモスを主役とし、白いコスモスや淡い空が脇役の、爽やかな一枚が撮れました!
冒頭でもお伝えしましたが、創作かかしコンテストも行われていました。子供が喜びそうな様々なかかしが、ずらりと並んでいます。退園口の横で、一番気に入ったかかしの投票を受け付けています。
なんと可愛いミニオンズのかかしも!普段は人型のかかしを見慣れている鳥さんもビックリの創意あふれるカカシです。秋空の下、コスモス畑の中を爆走中です!
その他にも、コスモス園の中を流れる水路には「田んぼの水族館」も。どんな魚が泳いでいるかは、来てからのお楽しみ、とフライヤーにありますのでネタバレ厳禁で!
子供が喜ぶお花に囲まれたミニハウスもありました。家族連れでも十分に楽しめるスペースがたくさんあります。
柔らかな晴れに包まれたコスモス園。のどかな風景が広がっていて、心癒されるひとときを過ごすことができました。
日時によっては、生演奏会もあるそうなので、気になる方はホームページをチェックしてみてくださいね。
【おまけ】
今回はJR線で亀岡駅からコスモス園を訪れましたが、帰りは嵯峨野トロッコ列車で嵐山経由で帰りました。
保津川くだりをする船やラフティングのボートを見られたり。
これからの季節なら赤く染まった保津峡の見事な紅葉が見られると思います。9月24日時点でもほんのり染まり始めたもみじがチラホラ見られました。京都市内にお戻りの方にはオススメの帰り方ですよ。
ではまた次回!