(一社)style KYOTOは、先日京都市京セラ美術館にて「アートは、静かに憤る。」を開催し、好評をいただきましたので第二弾を開催いたします。
ロシアによるウクライナ侵攻からまもなく一年が経とうとしていますが、未だ平和的解決への道のりは遠く、事態は長期化しているように思います。日本に住む私たちも「戦争」を目の当たりにし、大きな衝撃を受けました。戦争の愚かさ、悲惨さは、ニュース映像やSNSで発信されていますが、戦時下においては「文化」も戦いの場にさらされていることはあまり知られていないのではないでしょうか?
ウクライナの偉大な芸術家、マリア・プリマチェンコ。首都キーウの北西にあるイワンキフ美術館がロシア軍の攻撃により破壊され、同館にあった彼女の絵画14点が地元の人々の助けにより救いだされた。キーウではその救出された作品の展覧会が開催されるなど、この事件をきっかけに、アート業界ではマリア・プリマチェンコの作品が平和の象徴として再評価され、注目を集めている。
時代の犠牲となってしまった〝アート〟。
しかしながら、何人もアートを生み出した先人たちの意志や、クリエイティブな発想までを破壊することはできません。彼らの意志力は強く努力し、求め、探し、そして屈服することは、クリエイティブであるかぎりありません。
「アートは、静かに憤る。」では、破壊されたアート作品の静かなる憤りに耳を傾け、プリマチェンコ氏のクリエイティブな意思や想いを、ウクライナ民謡にのせてお届けいたします。
公演内容
コンサート『ウクライナに想いを寄せて』
歌唱:小玉洋子(ソプラノ独唱) / 伴奏(ピアノ):辻本圭
《予定曲目》
●キエフの鳥の歌
●月の照る夜(ウクライナ民謡)
●美しいミンカ/かわいいミンカ(ベートーヴェン:23の各国より)
●鶴
他