京都の四季とともに名品と出会える、コレクションルーム
京都を代表する人気作家やテーマをもうけた特集展示を通じて、京都美術の面白さをたっぷりと体感していただくコレクションルーム。
明治後期以降、日本画や洋画の作品には、中国、朝鮮の風景や人物など東アジアに取材した画題が多く登場するようになります。それは、近代になり、多くの画家が中国に留学するようになったことをはじめ、日本のアジア進出が盛んになったことに起因するものです。東アジアの古美術についての情報もより流通するようになり、日本美術のルーツとしても注目されました。冬期展示では、東アジアをテーマにした、京都の日本画や洋画を特集し、近代の画家が東アジアに向けた視線について探ります。