~「石庭」で名高い龍安寺のもう一つの庭~
世界文化遺産・龍安寺は、白砂に大小15個の石を配し、極端なまでに抽象化された構成美で知られる石庭(特別名勝・史跡)で世界的に有名な寺院。2021年12月~2022年3月まで拝観を休止して行われた修復工事によって、石庭を囲む油土塀が美しさを取り戻しました。
特別公開の仏殿は、昭和56年に再建された総檜造(そうひのきづくり)の建物で、天井には墨と金泥(きんでい)で龍が描かれており、本尊・釈迦如来像と、天皇家や歴代住職の位牌が安置されています。その西側に広がる「西の庭」は、室町時代の庭を復元した回遊式庭園で、龍安寺を創建した室町幕府管領(かんれい)・細川勝元の木像を祀る細川廟が建っています。
2022年は龍安寺を創建した細川勝元公の550年忌。これを記念して、2022年5月に奉納されたばかりの元首相・細川護熙氏の「雲龍図」の方丈(本堂)襖絵もみどころです!