古来より、人々は暮らしの中の祈りや願い、思いを身近にいる動物や想像上の動物たちに託してきた。
日本の美術にも、現れると吉兆と考えられている瑞獣や縁起がよいとされる動物をモチーフにした作品が数多く残っている。
たとえば動物そのものをかたどったものや、模様などに配されたもの、ときには名前を用い銘とした作品もある。
本展では、樂歴代が動物たちをモチーフとした作品を集め、ご紹介する。そこには、生き生きとした中にどこかユーモラスでほっこりする愛らしさがあります。あたたかで柔らかい樂焼で表現される霊妙な動物たち。そのふしぎな世界をお楽しみいたきたい。
「Zoom de ぎゃらりー・とーく in RAKM」
十五代吉左衞門・樂直入によるオンラインでのギャラリートークです。
普段の展示では目にすることができない、作品の高台、背面、見込み、印などにカメラで接近し、制作者ならではの視点で解説します。
開催日時、参加方法などの詳細は美術館HP内「特別企画」ページにてご確認ください。
※「手にふれる樂茶碗鑑賞会」「特別鑑賞茶会」は、コロナ禍の為、休止致しております。
状況が改善されましたら再開致します。