御祭神菅原道真公の詠まれた詩に「ひこ星の行(ゆき)あひをまつかささぎの渡せる橋をわれにかさなむ」とあるように、当宮の七夕の神事は御手洗祭と称され古くより重要なお祭りとして斎行されてきた。
神前に菅公の御遺愛と伝わる「松風の硯」を始め、角盟(つのだらい)・水差し(何れも手水器)・梶の葉七枚(墨つきがよいので昔は短冊の代わりに用いた)また、季節の物として、ナス・キュウリ・マクワ等の夏の野菜や、素麺・御手洗団子をお供えして祭典が斎行される。
この祭典は、御祭神に七夕の詩をお詠み戴くことと、春から夏への節目(昔の五節句)に無病息災を祈願する意味がある。また、午後1時30分より楼門前の中ノ森広場にて氏子区域の幼稚園児等の参列のもと七夕祭が斎行される。
情勢により予定が変更される場合がありますので、北野天満宮公式ホームページをご確認ください。