京都で暮らす作家・いしいしんじさんと、京都で生活していた作家・紫式部との時代を超える「ことば」の出会い
平安時代中期を生きた紫式部と現代作家のいしいしんじさんのコラボレーションより生まれた 京ことば抄訳本『げんじものがたり』。いしいしんじさんは古典文学に対峙される時、どのように時代を見つめて「ことば」を綴られていくのかについてお話しいただきます。
▶講師 いしいしんじ 氏(作家)
1966年大阪市生まれ。京都大学文学部卒。96年、短篇集『とーきょーいしいあるき』刊行(のち『東京夜話』に改題して文庫化)。2000年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』刊行。03年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、2016年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。その他の小説に『トリツカレ男』『プラネタリウムのふたご』『ポーの話』『みずうみ』『四とそれ以上の国』『よはひ』『海と山のピアノ』『マリアさま』、エッセイに『京都ごはん日記』『且坐喫茶』『毎日が一日だ』『きんじょ』『ピット・イン』など。09年から京都市在住。