御影堂に花御堂を設けて、お釈迦様の生誕を祝福する
「南無阿弥陀仏」と唱えれば、すべてのものが極楽に往生できると説いた法然上人が開いた寺院で、浄土宗の総本山。元和7(1621)年、徳川2代将軍秀忠公の命を受け建立された「三門」や法然上人の木像をお祀りする「御影堂」は国宝に指定される。お釈迦様が誕生した4月8日には、灌仏会(かんぶつえ)が行われる。御影堂の外陣に色とりどりの花を美しく飾った花御堂(はなみどう)が設けられ、右手で天を左手で地をさす誕生仏に甘茶を注いで、お釈迦様のご誕生をお祝いする。甘茶を注ぐのは、お釈迦様が生まれたときに天が甘露の雨を降らし、誕生を祝福したことに由来する。