不易流行ー継承され続ける「用の美」の世界
京町家にて、土佐和紙を用いた灯展を開催します。土佐和紙は、日本三大和紙の一つであり、古文書の修復などにも使用され、国内外から高い評価を得ています。本灯展では、高知県在住の鈴木良夫氏(竹細工職人)と齋藤与志彰氏(造形作家)の作品を展示します。虎斑竹(高知県須崎市のみ生息)で土佐和紙を包み込んだ灯や和紙特有のあたたかさを感じる灯に癒されてください。 また、ギャラリー吾子・京町家矢守邸は、1925年に建築され、2020年に「重要京町家・個別指定町家」に指定、2021年に「京都を彩る建物や庭園」に選定されました。京町家は、相続による取り壊しや店舗として改装されるなど、一般家庭の風情をもつ京町家は失われつつあります。そのため、毎年11月下旬に灯展を実施し、一般家庭の京町家の風情・魅力を皆さんに知っていただきたく、どなた様にもお気軽にお越しいただきたく思っています。入場は無料です。