5体揃った最古の虚空蔵菩薩像に出合う
多宝塔に安置される5体の虚空蔵菩薩像(国宝)は、5体揃った最古の五大虚空菩薩像ともいわれ、毎年体育の日の前々日から体育の日まで行われる五大虚空蔵菩薩像御開帳で特別公開され、祈願法要が行われる。
仏像は乾漆で5色に彩色され、中尊・法界虚空蔵が白色、東方・金剛虚空蔵が黄色、南方・宝光虚空蔵が緑色、西方・蓮華虚空蔵が赤色、北方・業用虚空蔵が黒色に塗り分けられる。
像高はいずれも90センチメートルあまりのほぼ同形の坐像で、手の形や持物だけが異なる。
かつては中尊を中心に東西南北に配置され、立体曼荼羅を構成していたが、現在は横一列に配置されている。
※行事は新型コロナウイルスの感染状況によって中止する場合がございます。