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京都発見
浄土寺・露滴庵と真盛豆
浄土寺「露滴庵」
 浄土寺「露滴庵」
浄土寺の庭に寂然とたたずむ「露滴庵」は、京都の伏見城から移築されたといわれる茶室である。様式は入母屋造りで、国の重要文化財に指定されている。
露滴庵を建てたとされる豊臣秀吉は、京都に豪壮な城郭「聚楽第」を置いたのち、新たに伏見城を築城するなどして絶大な権力を誇った。

この秀吉が北野の大茶会の際に食し、茶事にあった豆菓子として激賛したというのが、竹濱義春老舗の名物「真盛豆」である。真盛豆は、明応年間(1492年〜)、戦国乱世が始まって間もない頃、天台宗の慈攝大師という高僧が考案したものと伝承されている。黒豆の炒ったものを芯にして大豆の粉と砂糖を合わせてまぶして丸め、上から青のりの粉をかけたもので、素朴にして上品な味わいが今日でも茶人に好まれている。
真盛豆


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