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まつは、加賀百万石の藩祖・前田利家を大きな愛情と才気で支えた妻である。
利家の死後剃髪し、芳春院と号した彼女が、慶長13年(1608年)に建立した前田家の菩提寺が、京都紫野の大徳寺芳春院である。
大徳寺山内の北に位置する芳春院は、秀吉の妻ねねが建立した高台寺と並んで、女性が建立した数少ない寺院のひとつでもある。


大徳寺の門前に店を構える一久の名物「大徳寺納豆」は、炊いた大豆に大麦粉をまぶし、麹菌(こうじきん)を付着させ、塩水につけて天日に干す。
夏の炎天下のもとで醸造、発酵させることが、独特の滋味を作り出している。
お茶うけや朝粥の副食、酒肴として好まれ、保存や応用の利く常備食となっている。
添加物、調味料などは一切使っていない。

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