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京都発見
御清水と醒ケ井の烏羽玉
大野が誇る名水「御清水」
「御清水(おしょうず)」

大野の御清水(おしょうず)は、名水百選に選ばれた水である。 越前大野を取り囲む山々に降り積もった雪や雨が地中を通り、長い年月を経て湧き出している。 地下水は年中一定の温度(15〜6度)を保つため、夏は冷たく、冬は温かく感じるという。 生活用水から酒やそばなどの名産品まで、大野をあらゆる面で支える生命線は、この水なのである。

京の三名水を復活させた亀屋良長
京の三名水といえば、梨木神社の「染井の井戸」、御香宮神社の「御香水」と茶人・村田珠光が好んだとされる「佐女牛井(さめぐい)」である。 そのうち、枯れてしまっていた佐女牛井を、「醒ヶ井(さめがい)」と名づけて復活させたのが、享和3年(1803年)の創業の和菓子屋である亀屋良長である。

名水を用いた漆黒の銘菓「烏羽玉」
水にこだわる老舗が、名水・醒ヶ井を用いて作る銘菓「烏羽玉(うばたま)」は、200年近い年月を経て、今なお昔のままの姿を残す。茶花のヒオウギの実である「ぬばたま」をかたどった菓子で、黒砂糖とこし餡を練り固め、寒天でくるんでケシ粒を振りかけたもの。茶会の席などで好まれている。

烏羽玉
「亀屋良長の烏羽球」の
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