風情ある建物は元お茶屋で、昭和47年に京料理の店として創業した。厳選した素材を使い、凝った京懐石が手頃な値段で味わえると評判の店だ。
 お昼なら、炊き合わせや生麩饅頭などの盆盛り、お造り、揚げ物、ごま豆腐などが付いた京舞御膳が何と2,800円〜。箸をつけるのをためらう可愛らしい盛りつけはいかにも女性好み。白ごまをていねいにあたった手作りのごま豆腐も香り高く、なめらかな味わいがたまらない。秋は、これに松茸の土瓶蒸しが付いた3,600円の松コースをぜひ味わいたい。夜は秋和御膳5,800円〜がおすすめだ。
 料理は二階の座敷でいただくが、グループで予約すれば、一階の壷庭の見える離れで味わうこともできる。この店では、予約制でお座敷遊び体験を行っているため、舞妓さんの出入りもひんぱん。運よく舞妓さんに会えたら、一緒に記念撮影OKというのもうれしい。
   
 DATA
東山区祇園花見小路四条下ル
TEL075-561-3602
時間11時30分〜22時/年中無休

 



 

 一般に祗園のお茶屋は一見さんおことわり。「お茶屋遊びってどんなものかな? 一度でいいから体験してみたいけど、やっぱり無理かな」とあきらめている人も多いのでは。ここ『美登幸』では、京懐石を堪能しながら、お座敷アーティストの祇園顕良さん(実は同店の専務さんです!!)の手ほどきで、憧れのお座敷遊びが体験できる。舞妓さん・芸妓さんの京舞を観賞したり、襖越しに虎やお婆さんの身振りで芸・舞妓さんとじゃんけんをする「とらとら」や、うちわを手に一緒に踊る「吊りぼんぼり」など粋な遊びを実際に体験。みんなちょっと恥ずかしがりながらも、とっても楽しそう! 夢のようなひとときはあっという間に過ぎていく。舞妓さんとのツーショットの写 真撮影もうれしいお土産に。ほかに、顕良さんの三味線や踊りが楽しめる三味線バーもある(一人6,000円、前日までに要予約。舞妓さんを呼ぶ場合は別 途料金が必要)。

 料 金
 昼食 一人5000円〜(サ込税別 ) 夕食 一人1万円〜(サ込税別)
 花代 舞妓・芸妓さん一人につき3万9000円
 ※申込み人数は2名〜35名まで。人数が多いほど一人あたりの料金が安くなるという仕組みです。
 詳細は問い合わせの上、要予約






 
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