 |

山口県萩市松本
連絡先0838-25-3139(萩市観光課)
参拝・見学自由
●まぁーるバス東回り松蔭神社前 |
|
|
|
|
|
 |
 |
吉田松陰とはとんでもない人物である。
幕末の長州にあって若干19歳で兵学師範となり、迫りくる欧米列強の脅威に対抗すべく西洋砲術を学んだかと思うと、来航した黒船に飛び乗って密航を計画。失敗して投獄された後に、幽閉されたこの地で松下村塾を始め、明治維新の原動力となる多くの人材を輩出する。その後、攘夷派弾圧の「安政の大獄」に連座して斬首。わずか30歳の生涯を駆け抜けていった。 |
 |
松下村塾は8畳一室と、後に松陰が増築した4畳半一室、3畳二室から成る小舎。松陰はここに身分や階級にとらわれず門下生を受け入れ、わずか2年半の間に、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋といった逸材を育て、明治維新の基礎を築いた。この狭い部屋に集まった二十歳そこそこの若者が、新しい時代を切り拓いたのである。 |
 |
 |
 |
松下村塾の講義室。この8畳だけではさすがに狭くなり、後に10畳を増築した。 |
 |
松陰神社はこの松下村塾と松陰幽囚の旧宅を囲んで、明治23年(1890)に建立。萩城内にあった毛利家守護神宮崎八幡の拝殿を移築して本殿とし、吉田松陰を祀った。境内にはこの他、松下村塾出身者を祀った松門神社や、吉田松陰遺墨展示館、吉田松陰歴史館などがある。 |
|
 |
|