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はじめに

源義経という人物については、中世から江戸時代を経て現代にいたるまで、数多くの物語や小説をはじめ、歌舞伎・演劇・能舞台などでも取り上げられ、そのロマンと悲哀に満ちた数奇な生涯は、国民的な共感を伴いながら現在も語り継がれている。


しかし、その足跡を伝える史実としては、「平家物語」「平治物語」「源平盛衰記」「吾妻鏡(東鑑)」その他の史書などにその部分々々が記録されているのみで、室町時代に書かれ、あらゆる階層に広く読まれたという「義経記」は、その大部分は伝承と伝説に彩られた物語である。しかしそれが現在でも彼の一代記として存続しているということは、源義経という人物は、わが国の歴史上でもたぐい稀な存在として認識されてきたということであろう。以下彼の生涯を、ある意味での推理も交えながら記すこととする。


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