- 2023/03/27NEW
- 人が少なく楽しめる京都の穴場桜スポット!早くも琵琶湖疏水(鴨川運河)沿いの桜は満開です!【伏見区・深草の桜】
自分の子どもはもう高校生なのに、最近、何気なく入ったお店も「小さい子ども連れでも居心地いいかどうか」を厳しくチェックするようになってしまったイタクラです。。
今回は、そんな私がいつにもまして力を入れておすすめしたい、超穴場のカフェをご紹介します。
地元でもご存じない方が多いのでは~?と思いますよー!乞うご期待!
広いフロアが贅沢過ぎる~♪ 気分はグランピング?ピクニック?
まず、こちらの店内写真をご覧ください!
えっ、なんかスポーツするための施設ですか?と言いたくなる広さ。
しかも席の配置がびっくりするぐらい超ゆーったり。
天井も高く、窓からの光が2面から入るので、気持ちのよい抜け感もあります♪
そして、床全面にふかふかの緑の人工芝。少々やんちゃなキッズもドーンと受け止めてくれそう!その結果、ママパパもまったり過ごせそうです!
奥の壁には大型プロジェクターも完備。
地域の子ども会や保育園・幼稚園のグループなど、ちょっと大人数の集まりなんかできたら最高だなぁと思わず妄想が広がってしまいました。
ハロウィンとかお誕生会とか、運動会の打ち上げとかね。
インテリアはおしゃれカフェな雰囲気に、ちょっとグランピング的なテイストも感じられて、日常を忘れてくつろげますよ。
師団街道のあの焼肉店の2階が実はカフェなんです!
「えっ、こんなお店どこにある?」
「ホンマに深草?」
と思ったそこのあなた、お店の外観をお見せしましょう~!
「あーっ!、あそこの?」。
そうそう師団街道沿いで、龍谷大学をはさんで交差点角にログハウスみたいな外観のお店がありますよね?
そう、あそこなんです。お店の前のテラスではワンちゃんも一緒に楽しめるスペースがあり、人気なんですよね。
その焼肉店「YAKINIKU BBQ FUSHIMI TERRACE」の2階がカフェになっています。
▼焼肉はデジスタイル京都のスタッフが体験済みです!
https://www.digistyle-kyoto.com/magazine/30922
カフェには、基本のドリンクメニューの他に、カラフルなクリームソーダ(580円<税込>)や、焼きたてフレンチトーストとトロピカルフルーツ(580円<税込>)など、ママや子どもたちのテンションが上がるメニューもありますよ!
ランチメニューも充実。
自慢のグリーンサラダやプチ前菜にバゲット、本日のサラダまで付いたパスタプレート(880円<税込>)、チキンプレート(880円<税込>から)はメインディッシュにグリーンサラダ、ライス、スープ、プチ前菜が付いて味、ボリュームとも大満足です。
▼お店のインスタグラムでカフェメニューが紹介されています。美味しそう~♪
https://www.instagram.com/stories/highlights/17871599075579976/?hl=ja
お子さまメニューも!お子さまにはもれなくおもちゃがもらえます!
もちろん子ども向けメニューも用意されています!
お子さまカレー(780円<税込>)
子ども向けのドリンクが付いて、あまーいカレーに唐揚げとポテトという黄金トリオです。
このほかに、ハンバーグがメインのお子さまプレートも準備中とのこと。
ハンバーグは、店長さんが6時間かけて仕込むまろやかなデミグラスソースが自慢のひと品です。
なんと、お子さまメニューを頼まなくても、お子さまにはもれなくおもちゃをプレゼント!
子どもたち、これ大好きですよねぇ。
てんこ盛りのおもちゃの中からさんざん迷って選ぶ楽しみ、最高~!
農業や障がい者就労など地域の課題に取り組む会社が運営
この広いフロア、初めは作業のためのスペースとして想定されていたのだとか。
どんな会社が運営されているのか興味が湧いてきて、社長の平野仁智さんにお話を伺ってみました。
運営会社は「株式会社全笑」。本業は香辛料の製造卸をされています。
その中で、産地が抱える地域の農業課題解決を目指されるようになったといいます。
例えば、近年山椒は人気の高まりを受けて生産量が大幅に増えた結果、過剰生産となり、2010年頃には作れば作るほど赤字になるほど買取り価格が下落。
日本一の生産地・和歌山県有田川町では、原料が大量に焼却処分される状態になっていました。
そんな地域農業の課題解決のために、適正価格実現に取り組まれ、約10年の間に自社の買付け数量拡大と価格の引き上げを着実に実現されています。
さらに、後継者不足によって生産者が減少する問題にも着目。2018年から、国際NGOのOISCAと協働して、有田川町で海外の人材を活用した後継者育成をスタートし、現在までに、人材育成と人手不足解消の両面で順調に成果を生み出されています。
胡麻についても、日本一の産地・喜界島で買取りを適正価格に引き上げるとともに、唐辛子の加工拠点を作り、収益の低いサトウキビ栽培からより高収益な唐辛子栽培への転換を推進されています。
また、OISCAが支援を行っているミャンマーの貧困地域の村で、胡麻栽培を管理・支援するとともに、農薬や輸送時の殺虫剤を使わない新たな付加価値を持つ原料として正当に評価し、高価格で買い付けされています。
そして、2019年には障がいを持つ方の所得と働きがいの向上を図るために、農業や原料加工を行う、就労継続支援B型施設「暮らしランプHIYOSHI GARDEN」を南丹市日吉町に開所。
今回ご紹介したカフェや1階の焼肉店でも、農場で収穫した新鮮な野菜がサラダなどに使われています!
焼肉の“味変”スパイスとして大人気の「にんにく唐辛子」や「ねり七味」も、株式会社全笑のオリジナル商品なんです!
「YAKINIKU BBQ FUSHIMI TERRACE」のほか、亀岡市篠町に「CAFE SHINO TERRACE」も展開されていて、こちらでも障がいを持つ方が働かれています。
「実際のお客さんの笑顔に触れることで、やりがいや喜びにつなげたい」という思いがあるそうですよ。
▼“シノカフェ”として親しまれているオシャレな「CAFE SHINO TERRACE」
https://www.instagram.com/cafe_shinoterrace/
SDGsに直結する、素晴らしい取り組みをされている株式会社全笑さん。
私も大学や企業などの仕事を通じて、世界の農村の貧困、地域活性化や農業の6次化、ダイバーシティなどいずれもとても興味あるテーマだったので、平野社長の熱意あふれるお話ぶりにぐいぐい引き込まれました!
使命感とアイデア・行動力、そしてお人柄が、人とのつながりを引き寄せて、さまざまな事業として実を結んでいるんだなぁと感じました。
地域に、身近に、さりげなく実はこんなお店があるって、すごく素敵なことではないでしょうか? しかもカフェは超穴場!
いろいろな意味で、深草の知られざる街の財産を発見できた取材でした!