ことり会が食す! ジェイアール京都伊勢丹"京味"で見つけた京の美味♪
11月はわたくし、イラストレーターの辻がレポートします!
ちりめん山椒のお店「やよい本店」があるのは、八坂神社からもほど近い、京の風情たっぷりなエリア。数寄屋造りの店舗はその佇まいも美しく(名工・故中村外二による建築だそう!)、店内に入ると坪庭も望める、落ち着いた静か〜な空間が広がっていました。商品がずらりと並んだ奥には、カフェも併設されていて、やよいのちりめん山椒が堪能できる食事や、オリジナルスイーツも用意されています。
店舗の次に3人が向かったのは、ちりめん山椒をはじめとするやよいの全ての商品を作っているという工房。案内してくださったのは、専務取締役の中西さん。見学のためキャップをかぶり、専用の上着を羽織ったら、エアーシャワーなるものを初体験! 衣服についているホコリや毛を落としたのち、さらに念入りにコロコロでホコリを落とし、いざ工房内へ。
原料となるちりめんは、京都市中央卸売市場から仕入れているそうで、素材の味を大事にしているため、原料選びに妥協はせず、社長が目利きをして良いものだけを仕入れているとのこと。続いて、ちりめん山椒づくりの要ともいえる、じゃこの選別。じゃこの中にはアジやフグ、素人目にはじゃことほとんど見分けのつかないハゼの子なども交じっているそうで、機械と人の目とで細かくチェック、全て取り除いていきます。じゃこを口にしたときの食感を大切にしているため、サイズが大きすぎても小さすぎてもアウト! 私たちが口にするおじゃこって、本当に選ばれしエリートだけなのかと感動...!
おじゃこを炊くのは、想像していたものより小さめの鍋。これは、おじゃこの味が均一になるように、状態を細かく確認しながら作り上げるためのサイズなんだそう。味付けは、清酒、醤油、みりんと極シンプル。鍋の中をまんべんなくかきまぜ続け10分ほどで完成。
丹波高地産の実山椒は粒が少し大きめで軽やかな口当たり。おじゃこはふんわり、ちょうどいいしっとり感で、主張しすぎない醤油の風味もよく、お、おいしい〜! 出来上がるまでの工程を知ると、より一層そのおいしさが染みます。パッケージには、縁起がいいとされるひょうたんがあしらってあって、柄も可愛らしく、贈り物にぴったり♪ 本店とジェイアール京都伊勢丹では、京都限定というひょうたん型パッケージもあり(紙の老舗「鈴木松風堂」製です!) よくよく見ると表面にうっすらひょうたん柄が入っていて凝った作り。こちらも京土産に喜ばれそうです。
-
京都のグルメ「食べる」
-
京都のグルメ「呑む」