正式名称を東山慈照寺といい、相国寺の山外塔頭寺院のひとつである銀閣寺の秋の特別拝観。
室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された山荘東山殿を起原とし、義政の没後、臨済宗の寺院となり義政の法号慈照院にちなんで慈照寺と名付けられた。
今回の特別拝観では、東山文化の原点である国宝・東求堂(とうぐどう)などを公開。東求堂には、持仏堂として阿弥陀如来像や足利義政公法体(像)が安置されているほか、四畳半書院「同仁斎」などを擁している。
美の求道者ともいえる義政の精神のドラマを、五百年後の現代に感じてみては。