5月12日(水)より再開館いたします。
渋沢栄一は豪農の出身で尊王攘夷の志士であったが、元治元年(1864)に一橋家の家臣・平岡円四郎の勧めで一橋慶喜(徳川慶喜)に仕えることになる。
その後、慶喜は十五代将軍に就任し、渋沢も幕臣になった。
反幕府的な計画も立てていた志士が幕臣になるということは大きな方向転換だった。
渋沢は幕府陸軍奉行の配下である陸軍奉行支配調役という職に就き、京都に赴任。
慶応2年(1866)、渋沢は新選組の近藤勇と会い、土方歳三らと京都見廻組の大沢源二郎を捕縛。捕縛はうまくいき、渋沢は近藤や土方のことを高く評価している。
この展覧会では、渋沢と関係があった徳川慶喜や近藤勇、土方歳三、木戸孝允、西郷隆盛、フリュリ・エラールなどの資料とともに渋沢の生きた時代にスポットを当てる。