本山 相国寺の境内にある美術館「相国寺承天閣美術館」(京都市上京区)では、伊藤若冲を中心に相国寺と縁深い京の絵師たちの作品を一挙公開する「若冲と近世絵画展」Ⅰ期を、4月29日(木・祝)~7月25日(日)の期間、開催する。
本展は、伊藤若冲はじめ相国寺と深いかかわりのある京の絵師たちの絵画を中心に展示を行う。伊藤若冲の「釈迦三尊像」や、重要文化財である「鹿苑寺大書院障壁画五十面」をはじめ、池大雅や円山応挙など、十八世紀の京都画壇を彩る絵師達の画技を展示。与謝蕪村「山水人物図」や重要文化財の円山応挙「大瀑布図」も注目だ。
なお、相国寺承天閣美術館での“若冲展”開催は、「生誕300年記念 伊藤若冲展」(2016年7月~12月)以来、およそ5年ぶりとなる。