京都のまちなか、はたまた地獄? 旅する演劇の現在地
2018年フェスティバル/トーキョー、2019年アフリカ・チュニジアのカルタゴ演劇祭で話題となり、2020年にはタイのアーティストによってリメイクされたパフォーマンス作品『テラ』。2021年3月、オリジナルキャストによる2年ぶりの新作として、京都の禅寺・興聖寺を舞台に生まれ変わる。
お寺に集う「人間」をあらゆる角度から見つめ、現代の信仰や死生観への関心を観客と共にさぐる演劇『テラ』。東京・西巣鴨の浄土宗西方寺で初演、カルタゴ演劇祭でツアー公演の後、2020 年はタイのアーティストが現地の寺院で新作を発表。ミャンマー、インドネシア、ベトナムのチームも続々と加わり、コロナ時代の国際協働創作プロジェクト「テラジア 隔離の時代を旅する演劇」として再始動した。
日本チーム最新作の京都編は、上京区の臨済宗興聖寺が舞台。さまざまな詩の断片、住職へのインタビュー、法話やお経を織り込んだテキストと、声、身体、ドラムや木魚の音が響き合う。
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