政府の新型コロナウイルス改正特別措置法に基づく緊急事態宣言発令をうけ
2021年4月25日(日)〜5月11日(火)まで
京都府の指示により京都文化博物館は休館させていただきます。なお、5月11日(火)以降につきましては、当館ホームページをご覧ください。
ご迷惑おかけいたしますが、ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。
12世紀における院政の展開、1180年代の内乱、そして東国での鎌倉幕府の樹立を経て、13世紀初頭には、後鳥羽上皇が列島を統べる体制が成立。後鳥羽上皇は、勅撰集『新古今和歌集』に結実する和歌をはじめとして、多芸多能の帝王であった。
しかし承久3年(1221)、前代未聞の事件「承久の乱」が起こり、後鳥羽上皇が北条氏率いる鎌倉御家人に合戦で敗れ、隠岐に流された。この承久の乱を機に、鎌倉幕府の優位のもとで公家と武家が並存する時代となったが、やがてその体制にも終止符が打たれ、南北朝の内乱が展開することとなる。
本展覧会では、近年進展著しい当該期の最新の研究成果を踏まえて、皇族・貴族・武士・僧侶など、この時代の人々の息吹を伝える古文書・肖像画・刀剣・仏画や、この時代を描いた絵画類から、日本史上の重要事件の歴史的意義に迫ります。2021年は承久の乱から800年。今によみがえる乱の様相をご覧頂きたい。