高山寺は、京都の北西高雄の深い山中に鎌倉時代からあり、明恵上人が後鳥羽上皇から寺名を拝し、高山寺と呼ばれるようになった。1万点を超える古文書を中心とした国宝・重要文化財群により、世界文化遺産に登録された。境内には七代目小川治兵衛作庭の茶庭も。
2018年の台風21号など、度々の自然災害に見舞われながらも、変わらず文化人に愛され続け、明恵上人の存在を伝え続けてきたお寺として、日々を営む所有者の方の目線から、文化財の未来を考える写真展示となっている。
写真と空間デザインは、植彌加藤造園のオフィシャル写真の撮影を継続的に行う舞台演出家でもある相模友士郎さんによる作品。