1F展示室では懐石料理にかかすことのできない“うつわ”に焦点をあて、野村得庵愛用の鉢類、椀類、向付、徳利や盃などを展示する。
今回は秋・冬のデザインのものを主体に、また茶席飾りでは秋の取り合わせで設え、懐石のうつわだけでなく秋から冬にかけて季節を満喫できる構成になっている。
またBF展示室では、明治末期頃に大阪の美術商・春海商店三代主人の春海藤次郎が、フランス・バカラ社に図面を送りオーダーし、野村得庵のもとへ収められた懐石具一式や、その他ギヤマン大皿など、ガラス製の皿や鉢を陳列する。
1FとBFの展示を併せて季節を感じながら“懐石のうつわ”を楽しめる展示になっている。