Creators@Kamogawa は、日本とドイツのクリエイターが、アートやカルチャーに関連する話題について語り合うイベントシリーズ。今回のテーマは『場所の記憶』と『ラ・長い息』。
第1部:『場所の記憶』
京都やベルリンがよい例でしょうが、未開の土地でなければ、場所や風景にはさまざまな記憶が刻まれています。神話や伝説、栄光と悲惨、幸福と不幸…。災害や戦争など、後世にまでトラウマとして残る事件や事象も、そこには含まれます。音楽、美術、建築、文学、演劇、映画など多くの芸術の役割は、作品化するに値する出来事をこうした記憶からすくい上げ、未来へと語り継いでいくことではないでしょうか。建築と美術の間を往還するレジデントと、聖地の研究でも知られる宗教人類学者が、場所や風景と芸術との関係について議論を交わします。
ミヒャエル・ヒルシュビヒラー(建築家、美術家)
植島 啓司(宗教人類学者)
小崎 哲哉(司会、構成)
第2部:『花火の記譜法』
フルクサス運動に影響を受けるレジデントと、元・具体美術協会会員の美術家が、具体美術や前衛芸術運動について語り合います。
レニ・ホフマン(美術家)
今井 祝雄(美術家)
小崎 哲哉(司会、構成)
トークの後は、館内のドイツカフェ『カフェ・ミュラー』にて、ドイツビールやおつまみを片手に交流を楽しめる。交流会では、滞在中のドイツの芸術家の作品も、モニターで見ることができる。