歴史上の人物や事件などを「まるで見てきたかのように」臨場感たっぷりに語る「講談」。
張り扇で釈台を叩きながら、リズムをつけ流れるように語る伝統話芸。
四代目・玉田玉秀斎が京都の土地・人物・事件などをテーマに読む講談「京都がたり」シリーズが始まる!
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第1回の演目は「光悦と宗達~『風神雷神図屏風』落款の秘密」
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日本美術史に燦然と輝く『風神雷神図屏風』。
この作品の作者は俵屋宗達だとされていて、それを疑う人はいないが、この作品には作者の署名捺印にあたる「落款」がない。
生没年も不明の謎多き絵師・俵屋宗達と、その才能を発掘し世に出したマルチ・アーティスト、本阿弥光悦。
光悦と宗達。この二人の天才にまつわる『風神雷神図屏風』に隠された秘密とは。
玉田玉秀斎が読み解く日本美術史の「ミステリー」である。