マルク・リブー(1923~2016)はフランスに生まれ、1950年代から世界中で精力的な活動を続けた、現代を代表するフォトジャーナリストである。
写真家集団「マグナム」の創始者、H・C・ブレッソンやR・キャパらの同志であり、その作品は、米紙「N・Yタイムズ」、英紙「タイムズ」、仏紙「フィガロ」、独誌「シュテルン」、日本の新聞・雑誌など、世界各国の紙面を飾ってきた。人間性を尊重し、時代に生きる人々を、ヒューマンな眼差しで見つめた彼の写真には、われわれ現代人の生き方に対する多くのメッセージを見出すことができるであろう。
本展は、マルク・リブーの1950年代から半世紀にわたり撮影された、サイン入りオリジナルプリント約60点を展覧する。