第160回直木賞候補として注目され、2019年本屋大賞ノミネート作品にもなっている作家・森見登美彦氏の最新作『熱帯』。
その謎と冒険に満ちた小説作品からスピンオフしたスタンプラリー企画が、京都と福岡の2都市を舞台に開催されている。
主催は『熱帯』の発行元である株式会社文藝春秋と福岡・博多の地域文化PR活動を行う非営利団体・福博ツナグ文藝社。
『熱帯』に登場するBar「夜の翼」をモチーフとし、また作中に現れる8つの「不可視の群島」をイメージした8つの “謎のBar”(京都4店、福岡4店)が夜の街に出現。店名や所在地などは明かされておらず、公式リーフレットに描かれた地図および座標と、店内の一部を切り取った写真を手がかりとして、参加者自らがそのBarを探し出すという趣向により、4月30日(火)までの期間限定開催となっている。
お店にたどり着いた参加者は、『熱帯』の登場人物にちなんだ合言葉「池内さんと同じものをください」を伝えると、お店ごとに異なる “オリジナルカクテル” や “シークレットウイスキー” が味わえるほか、江崎グリコ株式会社の協賛により、“謎のポッキー” がおつまみとして提供される。