昔の京都では御所の中で旧暦十月の亥の日に天皇から亥の子餅を家臣に渡す風習があり、「玄猪」と呼ばれていた。その後には、稲刈りの時期に収穫を祝う行事と変化して、一般の民衆の間に広まっていった。宮中行事から民間の行事へ伝播して、姿を代えながら現在に伝わる「玄猪」について、岩倉具視らが生活した宮中での行事からどのように変化して現在に伝わっているのかを一緒に学ぶ。
今回は行事食としての亥の子餅を題材として、歴史的なお話を聞いて、切り絵を体験してみましょう。完成後はみんなで一緒に亥の子餅をいただく。
大人から子供まで楽しめる学ぶ・体験する・食べるの簡単な講座。
定 員 各回10名(合計20名、要事前予約)
講 師 重岡伸泰(岩倉具視幽棲旧宅 学芸員)
川合奈穂(植彌加藤造園 スタッフ)