120年以上続く京都の老舗和菓子「京菓子司 末富」さまを招いて京菓子の魅力を素材や形、色で楽しみながら学ぶ。
限られた素材でとても幅広い表現ができる和菓子。そのイメージの広がりは、季節の移ろいに人生の儚さを関係付けて鋭敏な感覚でその美を描きだしてきた日本文学の世界の中に多くを求められる。和菓子の「銘」をきっかけに、日本文学の中でも和歌との関係に焦点をあてて、うたの世界から和菓子の表現を探る。
また一年を通じて和菓子の素材と造形の表現も学ぶ。氷室や山道などのモチーフの意味から季節を感じ、数百年前から続いてきた古典的なかたちを学ぶ。
さらに講座中にはお点前付きで末富さんの和菓子を味わい、茶席での菓子のありようを感じることができる。
定 員 20名(要予約・先着順)
講師:京菓子司 末富 会長 山口富蔵
お点前:千葉宗幸