豊国神社の方のご案内で、通常入ることのできない拝殿で参拝し、秀吉が晩年を過ごした伏見城の遺構である国宝の唐門をはじめとした秀吉ゆかりの社宝の数々を見学する。秀吉の七回忌の臨時祭礼を描いた「豊国祭礼図屏風」の高精細複製「伝匠美」を京都国立博物館の山本氏に解説いただき間近に鑑賞する。
豊国神社御用達 京菓子司 甘春堂での和菓子作り体験も秀吉がテーマ。はじめから終わりまで、秀吉づくしの3時間。
【ポイント】
(1)拝殿での特別参拝と国宝の唐門をはじめとした社宝の解説付き鑑賞
「豊国大明神」の神号を与えられ祀られている豊臣秀吉にあやかって、出世・勝運のご利益があるという豊国神社。今回特別に普段入ることのできない拝殿でご参拝いただき、抽選で選ばれた代表者1名には玉串奉奠(ほうてん)の貴重な体験をしていただく特典もご用意。さらに、秀吉が生前使用していた秀吉ゆかりの数々の社宝を解説付きで鑑賞。とりわけ国宝である唐門は、秀吉が建てた伏見城から二条城、南禅寺の塔頭・金地院と、時代を経て豊国神社に移築されてきたもの。豪華な造りだけではなく、名工・左甚五郎作の迫力ある彫刻など、解説とともにじっくりとその魅力を堪能できる。
(2)重要文化財「豊国祭礼図屏風」(高精細複製)を間近で鑑賞
狩野内膳筆の「豊国祭礼図屏風」は秀吉七回忌に挙行された豊国大明神臨時祭礼の様子を描いた六曲一双の屏風で重要文化財の指定を受けている。今回、伝匠美の「豊国祭礼図屏風」を、京都国立博物館 山本英男氏の解説を聞きながら見ることができる。高精細複製だからこそ可能となる間近での鑑賞で、当時の人々の息吹を感じていただける貴重な機会になっている。
(3)京菓子司 甘春堂で秀吉にちなんだ和菓子作り体験
豊国神社の門前に位置する慶応元年(1865年)創業の京菓子司 甘春堂は古くから豊国神社御用達として伝統菓子を納めてきた老舗。本プログラムのしめくくりとして、甘春堂で秀吉にちなんだ和菓子作りを体験し、お抹茶とともに楽しむことができる。
※お作りいただいた和菓子は、お持ち帰りいただくこともできます。