萩焼を味わう〜作る
城山窯
萩市堀内467−2
TEL0838-25-1666
見学時間 8:00〜17:00
定休日 無休
●まぁーるバス西回り萩城跡・指月公園から徒歩3分
 
焼の歴史は約400年前にさかのぼる。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、毛利輝元が陶工の李勺光・李敬兄弟を日本へ連れ帰ったことから始まる。古萩と呼ばれる初期のものには、李朝の流れをくむ作風が主流であったが、江戸時代に入ると、2人の弟子たちが萩藩の御用窯を任されるなかで次第に日本文化と融合し、独特の味わいをもった今日の萩焼が確立していった。
 現在、市内各所には萩焼の窯元が点在。作風も多様で、それぞれ独自の特徴を活かしながら、お互いに切磋琢磨している。
萩焼作家 金子信彦氏
 萩城跡・指月公園入り口にほど近い「城山窯」もその一つ。ここでは市内でも少なくなった登り窯を用い、昔ながらの手作業でひとつひとつ丹念に作品を制作している。
この中心となるのが、萩焼作家の金子信彦さん。金子さんは日展のほか、多くの陶芸展で受賞した経歴をもつ気鋭の作家である。 →インタビューへ
城山窯
ロクロを使うには相当の修行が必要。体験では専門の指導員さんがついてくれる。
コツは指先に呼吸が伝わらないよう、息をとめること・・。だそうだ。
焼いた後は約3割も小さくなる。
やってみなくてはわからない。
陶芸体験に福岡からやってきた5人組さん。
萩へはこの体験だけに来たという。
城山窯では金子さんをはじめとする作家のギャラリーがあるほか、制作作業の見学や、絵付け・ロクロ・手びねりといった陶芸体験もできるようになっている。
「すこしでも多くの人に萩焼を理解してもらいたく思います。陶芸体験もその手助けになれば・・。」と金子さん。萩焼を味わうにはこの上ない「体験」といえるだろう。
萩焼にはうるさいガイドの児玉さん。自宅にロクロを持っているほどの熱の入れよう。
今回はお客さんに混じって手びねりの腕を披露。

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